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アリサの伯父さん
【ロリ 官能小説】

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お見舞い-1

病室は個室だった。手術の後、ここには数日いるだけだとのことだった。
親が外出しているから来ていた伯父だったので、事態の都合は悪かった。親への連絡は、アリサでなく、伯父が電話で今朝したところだった。あいにく、アリサの両親は外国へ旅行中であった。もう六年生なのだし、一人でも大丈夫だろうと言うかたわら、数日だけならアリサのほうで病院に泊まればよいなどと、楽天家の両親は言っていた。とにかく、怪我が怪我である。アリサが電話したとしても同じだったろうが、伯父にとっても、事故について詳しく話すことは憚られてできなかった。
アリサと一緒に入ってきたソフィヤの姿を伯父は認めて、喜んだ。だが、視線をすぐ逸らせると、俯いた。ソフィヤも事を知っている様子で、美しい瞳が好奇心に満ちているのが恥ずかしく、伯父もいつもどおりには振る舞いかねているようだった。
アリサはこれまで、ソフィヤを幾度か家に連れてきていた。そして、その度に伯父がソフィヤの容姿にいたく惹かれているのを承知していた。
「それで、どんな具合?」
アリサは、聞くのさえ堪らないといったふうの、怒ったような顔をして言った。
「玉は両方腫れちゃってるけど、片方に傷がついただけで、取り出さずに済んだ。竿はしばらくだめみたいだな。袋が夏みかんみたいに膨れてるよ。見るか。」
横でソフィヤがごくりと唾を飲み込んだ。それを聞いたアリサは一瞬、鋭くそちらを睨みつけた。
「見たってなんにもできないから、いい。あたし、今日はうちで寝るからね。」
伯父と話そうと考えていたことが、ソフィヤのいるためにできなくなったアリサは、座って林檎を剥き始めた。ソフィヤは体を硬くし、伯父に質問したいところを強いて我慢している様子だった。
結局、あまり話すこともせず、果物をさんざん食べて二人は病院を後にした。


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