ネット-1
ちづるはスマホで依存症のページを読んだ後に思う。
、、やっぱり、、、控えよう。
依存症になっちゃったら、怖いし。
週に1回なら、大丈夫かな?
、、、あれ? それはSEX 出来ない女の人の話? だっけ。
私は、タクミ君とSEX してるから、、。
しない、のが普通、、なのかな。
、、、うん。 そうだよね 。
決めた。
もう、オナニー、しない。
ムズムズしたら、タクミ君に、来てもらおう。
今だって、週に1〜2回はSEX してるんだから。
きっと、大丈夫。
もう しない !
そう決意して、布団に入り眠りについた。
それからまた、タクミは泊まりにきている。
生理の時以外は、SEX をしていた。
ちづるは本当は、また綿棒を使いたかった。
しかし、タクミの言葉を思い出す。
『それ本当、、変態だから ね?』
使いたい、と言い出すタイミングを逃してしまった。
そして、こう考える。
『今日まではかわいいって言ってくれてるけど、明日になって、気持ち悪がられたら?』
そう考えると、悲しくなる。
ますます綿棒を使いたい、とは言い出せなくなった。
『普通は、、、』
これをよく考えて、行動しようとしていた。
依存症、という言葉を検索して、オナニーをしなくなってから10日ほど過ぎた。
金曜日。
タクミは男友達と、ご飯を食べに行っていた。
ちづるはその事を知っていて、明日の土曜に会おうね、と約束をしていた。
ご飯を食べ終わり、お風呂に入ってパジャマになって、悶々としていた。
茶色のソファーに座り、ぼーっとしている。
綿棒を、使いたくてしょうがなくなっていた。
考えない、、って思うと、、、
したくなる 。
どーしよー 。
タクミ君は いないし、、。
、 、 、 、 、
、 、 、 テレビでも、観よ 。
お笑いとか、やってないかな 。
リモコンでチャンネルを回す。
面白いものはやっていなかった。
夜のニュース番組をぼーっと観る。
気がつかないうちに、始めてタクミが綿棒を使った時の事を思い出す。
その後に、自分でクリを弄りながらSEX をした時の事を思い出す。
、、、あれ ?
また私、考えてた!?
ダメ 考えない !
、 、 、 、 、
雑誌でも 読も 。
本棚のから雑誌を取り、
ソファーの上で体育座りをして、ファッション誌をパラパラめくり眺める。
「あ、このスカートかわいー、、、。
どこのお店のだー ? 」
パラパラ雑誌をめくる。
メイクアップ特集のページになる。
雑誌にこう書いてある。
《メイク術!
難しい箇所はコレを使おう!》
綺麗なモデルが目を片方つむり、目に綿棒を当てている。
「、 、 、 、 、 。」
ちづるは雑誌をパタンと閉じた。
「、 、 、寝よっ かな 。」
時計を見ると12時をまわっていた。
「タクミ君は、朝まで遊ぶのかな、、。」
スマホのラインを見る。
タクミとのトークページを見ると、前回話した内容のままだ。
またメッセージ入れたら、 、
タクミ君は優しいから、行く、とか、言うかもしれないよね 。
、 、 今日は
メッセージ いれないでおこう。