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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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友達 2-2

タクミはシャワーを浴びながら、考える。

、 、 そういえば、 、 

ちづるの洋服を、思い出す。
部屋を思い出す。
考えてみると、皆、派手ではないが色使いが綺麗だった。男のタクミから見ても、センスがいい事が分かる。

 単に、洋服や雑貨が好きなだけだと思ってたけど 。

 店長 か 。  納得 。

でもあんな、ぬけてる人が店長、、。
って、ぬけてるのは性の事、だけか?

タクミはシャワーを浴びながらふっ、と笑った。

 そういや、ちづちゃんの、旦那、、

『んー?お洋服屋さん』

 前に、言ってた。
     職場恋愛で結婚したのか。

タクミはシャワーを終えて、服をきて、髪を整える。

7時すぎに、ちづるの家に来た。
チャイムを鳴らすと、中からちづるは鍵を開けた。

髪をおだんご頭にしているちづるは笑って
「さっきは、びっくりしたね。」
と言った。
まだ、風呂には入ってないようだった。
紺色の、カジュアルなワンピースを着ている。
タクミは靴を脱ぎながら話す。 

「店長さーん、お邪魔します。」

「、、もう店長じゃないんだけど。」

「でもー、なんか、納得ー。
今日のそれもかわいいね。
ちづちゃん、ワンピース好きだね。」

「ありがと。
うん、ワンピースは着やすいし好きかな。」

部屋に入ると、テーブルにはもう夕飯が用意してあった。
いただきます、と2人でいうと、お喋りをしなが食べる。
話題はちづるの洋服屋で働いてる時の事。
そして、タクミの友達の健の話。
合コンで健がショートカットの子を狙ってる、という話もして、2人は盛り上がる。

ご飯を食べ終わり、ちづるはお皿を洗う。タクミはテレビを観ていた。

お皿を洗い終わる時に、ちづるが言う。

「今日は、泊まる?明日テストなら帰ってお勉強?かな?」

「泊まりたーい。 
勉強、まだちょっとあるけど。」

「そっか、じゃあ、、帰りましょ?」

「えー? 冷たい。」

ちづるはクスクス笑いながら言う。

「学生はー、、、
お勉強が1番、恋愛は2番。 ね ? 」

タクミは子供扱いされた事に少しムッとした。

「、、、あ 。
そういえばさぁ。
使ってる? 綿棒。」

「、、え?」

「ハマってたじゃん ? 
1人で使っちゃった ?」

タクミはニヤニヤして聞く。
ちづるは部屋に来て、じゅうたんに座る。  

「、、、少し。」

ちづるは気まずそうに言う。

「だからさー、少しの意味分かんないんだけど。
、、あれ、あんまり1人でやらない方がいいんじゃない?」

「、ぇ? なんで?」

「オナニー依存症って、知らない?
やりすぎると、そうなっちゃうよー?」

「、、、依存 症 。」

「そー。その事ばっかり考えちゃったり。生活に支障? みたいなー。」

「、、、、、どれぐらい、かな。」

ちづるはポツリと呟く。

「え?」

「週に、何回ぐらいが、、多い、って事になるのかな。」

「、、、、、。 
んー、、 、
女の人なら、
週に1回でも多いと思うけど。」

「、え?、 、、、。」

ちづるの目が泳ぐ。

「あー、綿棒使って、
いっぱいやっちゃったんでしょ?」

「、、、、 、 。」

「やっぱり、分かりやすいね、ちづちゃんは。」

タクミは小さなため息をついた。

「依存症は怖いからさぁ。 
したくなったら、俺を呼んでよ?」

「、 、え? でも、、、」

ちづるは考える。
自分が、我慢出来なくなったらタクミを呼ぶ。
やっぱり、それは、申し訳ない気がする。

「でも、やっぱり、それは、、、
悪いから、、。」

「何が?」

「、、したくなる度に呼ぶのは、ちょっと、、。
タクミ君だって学校もバイトもあるし、疲れちゃうよ。きっと。」

「大丈夫ー。若者だから。」

「、、、週4とかに、なっちゃったら?」

「 え? 週4? 
もしかして、週4でオナニーしちゃった?」

「 ぁ、」

ちづるはうつむく。
タクミはまた、小さくため息をついた。

「気を付けなきゃーね? 
依存症、、。
 おいで?」

ちづるはタクミの隣に座り、頭をタクミの肩に乗せた。

また、漠然とした不安に襲われる。
普通じゃない。という言葉にプラスして、依存症、という言葉が重くのしかかる。
ちづるが不安になっている事は、表情で分かる。

「、、不安? 」

「 ん 、、少し、、。」

「大丈夫だよー。
前にも言ったでしょ? 
俺、人に言わないし、、。」

「うん、、。」

そのあと、二人はSEX をした。
タクミは勉強の為、家に帰った。
ちづるはお風呂に入る。
お風呂上がりにソファーでテレビを観る。

「、、 、 、 。」

      依存 症、 、 
 
  あ、 そうだ、 、 、 。

ちづるはスマホを手に持つと、ネットでこの言葉を検索した。

 【オナニー依存症】

検索結果は、驚くほど沢山でてきた。
ちづるは、ほとんどすべてのページを開き読んだ。
 気がつくと3時間、読んでいた。


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