黒い訪問者 リターン-3
「いい部屋じゃないですか。前回はここに来てませんからね」
藤本は窓から外を見た。
「カーテン閉めましょう」
そう言ってカーテンを閉め、部屋の明かりをつけた。志津子は少し震えているようだった。
「何故そんなに緊張するんですか?一度肌を合わせた仲じゃないですか?」
「そんな言い方やめてください」
「セーターの下はブラだけですか?」
藤本は楽しんでいるようだった。志津子はグレーのセーターに紺のジャージをはいていた。
「さあ、全部脱いでください。裸にならないと治療はできません」
志津子は動かない。
「もしかして良枝さんと関係を持ったことで男に興味がなくなったとか?」
「え?母との関係を何で知ってるの?」
志津子は動揺した。
「私はね、何でも知ってますよ ふふふ」
「母はそんなことまでしゃべったんですか?信じられない」
藤本がまた笑う。
「一つ言っておきますが、もし今日のプレイで子供できなきゃ、私はまた呼ばれることになる。そのときは2年前のようにまた良枝さんの目の前ですることになるかもしれませんね」
「やよ。そんな恥ずかしいの絶対いや」
「だったら今日でできるようにがんばりましょう」
藤本が言ってることは正論で、反論はできなかった。
「あなたは奥さんに悪いという感情はないんですか?」
「私は独身ですから」
志津子は完全に言い負かされた。
「無理やり脱がしましょうか?そういうのが趣味かな?マゾな人妻さん」
「え?」
「志津子さん、マゾでしょ?」
「違います」
「いや、私は覚えている。2年前、あなたは恥ずかしめを受けることに快感を覚えていた。裸になっただけでたっぷりと濡れてたじゃないですか」
「そんなの嘘よ」
「じゃ脱いでごらんなさい。きっともう濡れてますよ」
「濡れてません」
「濡れてるだろ?」
藤本は無理やりジャージを引きずり降ろし、パンティの中に手を入れ陰部を触った。
「ほら、こんなに」
藤本は何度も割れ目を指でなぞった。
「ほら、ほらこんなに」
そして指を抜くと志津子の鼻近くに持っていった。
「やめて」
「匂うか?」
志津子は首を振った。
「さて、そろそろ乳首が硬くなったころだな。脱げよ」
「いや」
藤本は志津子をベッドに押し倒し上に乗ると無理やりセーターを脱がした。
「やめて」
「暴れるな」
真っ白のブラジャーは丸見えになった。
「スタイルいいな」
「見ないでください」
「嘘だ。じろじろ見て欲しいんだろ?」
「欲しくないです!」
「それにしてもいいボディだな」
志津子は下着を取られて生まれたままの姿になった。その体は2年前とちっとも変わってはいなかった。お椀のような乳房、太く尖った葡萄色の乳首、黒々とした陰毛。くびれたヒップ、そして小麦色の肌。