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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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女、セックス-14


 喜多にとっては夢のような時間であった。出所したばかりでこのような美人といい思いが出来ると言う最高の門出であったし、溜まりに溜まった欲求をほんの2時間の間で全て解消されたような感じだ。シャワーを浴び着替えてソファに座り恋人同士のように寄り添いながら話をしていた。
 「俺な、実は今日刑期を終えて刑務所から出てきたばかりなんだ。」
ミズキは驚いたような顔をする。
 「えっ?そうなの??」
一歩引かれるのを覚悟して言葉を続ける喜多。
 「ああ。恥ずかしい話だが、俺は連続強姦魔だったんだ。田口徹って聞いた事があるか?」
 「田口徹って…あの?」
世間を揺るがした事件の主犯者だ。名前は広く知られている。
 「ああ。あいつを俺は…てか俺達は子供の頃から可愛がってたんだ。あいつにレイプを教えたのは俺達だ。」
 「そ、そうなんだ…。」
あからさまに構えているのが分かる。しかしそれでもいいと思った。全てを話したい気分であったのだ。
 「俺はレイプが楽しかった。普通なら相手にもされないようなどんなにいい女でもレイプなら手に入れられる。悪い事だとは全く思わなかった。犯りたいと思えば必ずできた。楽しくて楽しくて仕方がなかった。でもな、その田口に裏切られて俺だけ逮捕された。それでもレイプしてた日を振り返り、刑務所から出たまた毎日レイプに明け暮れようと思っていたんだ。」
ミズキは何と言っていいか分からずにじっと喜多の顔を見つめていた。悪い人間には見えない。不思議と恐怖感はなかった。喜多がこれから何を話そうとしているのかが気になっていた。
 「捕まるまで自分が悪だとは思わなかった。田口とつるんで警察を相手にして、むしろ映画の主人公になった気分だった。むしろヒーローだと思ってたぐらいだ。だがな、刑務所に入って一日一日が経つ度に、俺がしてきたことは果たして正しい事だったのか…、そう思うようになった。目を閉じると目の前でレイプされた女の姿が浮かんで来てな。その女達の悲鳴や鳴き声が頭から離れなくなったんだ。女達に刺される夢を何度も見た。刑務所と言う閉ざされた空間に身を起き、分かった事は、刑務所の中を見渡してもヒーローはいないと言う事だった。見渡せばみんな悪人だ。その中にいる自分も同じだ。その時初めて俺は自分の愚行に気がついた。俺は今まで何て事をしてきたんだ…、と本気で後悔したよ。刑務所の中でそれをずっと後悔してきたんだ。2度とレイプなどしないって、ね。レイプなどしなければ俺にだって小さな幸せを手に出来ていたんだってね。こんな犯罪者など愛してくれる女などいないからな。小さな幸せすら掴めないのは自分の犯してきた罪の代償だ。誰のせいでもない、自分の責任だ。自分の愚行の為に未だに苦しんでいる女はたくさんいるはずだ。その女達の事を考えたら、俺は幸せになんかなっちゃいけない。本気でそう思ってる。」
喜多はミズキと目を合わせずに話した。


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