レイプの朝-1
まるで蜘蛛の巣に捕えられた蝶のように、淫らすぎる折檻を受け続けた雅子の前に、勝ち誇った海老原が現れたのは翌朝の事だ。
「随分乱れたようだねぇ、雅子君。君は鎌倉の由緒正しい名家のお嬢さんらしいねぇ? 実は、私は君の御尊父とも顔見知りでねぇ。その美しいお嬢さんが私の手にかかって犯されたと知れば、お父上はどんなにか、嘆き悲しむだろうねぇ」
雅子のもお気に入りの愛車を製造する自動車メーカー。その重役を務める彼女の父親は、同じ財界人として海老原とソリの合わないことを常々語っていた。海老原からは、その男の令嬢を、拷問同然に嬲り尽す喜びが見え隠れする。
「フフフ、こんなに助平な汁を漏らして…。かなりの好きモノだな、君は…。この肉体で、あのはみ出し記者をたらしこんだのかい? ええ、淫乱キャスター殿!?」
夜通し責められその快楽地獄の虜となり、一睡もできず夜が明けてなお、股間をヒクつかせる雅子の披裂から、愛液がねばぁ〜〜っと糸を引くバイブを抜き去る海老原。
「いひぃッ」
思わず、卑猥な嬌声が口をついて出た。
感じてはならない、女として反応してはならない、と思う雅子だが、女体の扱いに手慣れた海老原の愛撫にヨガリ狂いっぱなしだ。相手は嫌悪感を抱いているはずの初老の男、しかも自分の恋人の命を狙う闇の権力者だ。その男の舌が首筋から、腋の下、そして乳房の間までを丹念に這いずり回り、やがてコリコリに膨らんだ二つのピンク色の蕾を口に含み、その味を噛み締めるように歯で扱きあげる。さらに先ほどまで散々膣を嬲りつくした愛液に塗れたバイブで、その勃起しきった乳首を快擦される。すると、雅子はのたうちまわらずにいられぬ悦楽を覚え、顎を突き上げ、繋がれた肉体をビクつかせた。だが、海老原の責め苦は終わらない。
「へへへへ、良い身体だ…。感度も良いね」
羞恥心を感じる暇さえ与えず、四肢の自由を奪われ抵抗不能の雅子の聖穴を、海老原が指で犯し始める。じゅっぷッ、じゅっぷッ、ひちゃひちゃひちゃ・・・。
「ううッ…あうッ…く、くッくうぅッ…ああッ、ああ―ッ、ああ――ッ、ああぁぁ――ッ、ああぁぁ〜〜〜ッ」
下腹部をうねらせ、へその穴を艶めかしく上下運動させ、雅子はベッドから裸身を反り返らせ、その魔手から逃れようとする。だが、欲望に満ちた権力者の指は、雅子の花豆を扱きあげるとその皮を剥き、ビンビンに興させ、いたぶる様に可愛がる。
「先ほど、君の恋人鷹見恭平君と連絡が付いたよ。愛する美人キャスター殿の身を案じて連絡してきたのでね。まぁ、誰でも自分の恋人が、素っ裸でバイブを突っ込まれて日頃の楚々とした様子からは想像もできぬほど、いやらしく悦んでいれば、心配にもなろうがね」
「あ、あの画像を…恭平さんが・・・」
「ああ、しっかりと送ってあげたよ」
この鬼畜の様な男に捕まり、放送禁止用語で満載の制裁をくわえられる姿を最愛の恋人に見られたという事実に、雅子は人生を終わりにしたい衝動に駆られた。
「さてと、そろそろ本格的に世間の羨望を一身に集める、美人キャスターの肉体を愉しませていただくとするか、フフフフ」
ずっぷ、ずっぷ、ずっぷぅ〜〜。陰唇を押し広げ、膣の中をピストン運動する海老原の年齢を感じさせぬペニスは雅子を快楽の坩堝へと引きずり込む。
「はあ、はあ、それにしても君・・・。案外、悦んでいるのではないかね?」
「い、いい加減にして…ください…。そ、そんなはず…あるわけ…無いじゃないですかぁ…はぁ、はぁ…」
口では抗ってみるも、肉体は正直なもので、熱り切った柔肌を甘い吐息で震わせる大の字の雅子。昨日、この男の虜となって以来、密かな妖しいときめきを覚えていたのは事実だ。絶対的な権力を持つ男の手に堕ち、抵抗できぬ状態でいたぶられ、そして犯される。女としての尊厳もプライドも踏みにじられた屈辱的なはずの、このスチュエーションにも、微かな興奮を呼び起こされている自分がいた。