ちづるの ち 2-1
ちづるは幼稚化してくる。
子供のように、足をゆすって泣き出してきた。
「んっ、ぅうっ、うっ、、えっ、
ぅう、ぅ、ぅ、ん、ん!ん、ん、なんで、?
なんで、っ、笑うの、!?、、」
「ちづちゃん、、?」
ソファーがガタガタと揺れている。
取り乱してしまっているのを、タクミは抱きしめてなだめた。
「ちづちゃん、? ちょっ、と、落ち着いて、、?」
ちづるに、タクミの声は届いていなかった。
恐怖と不安、そして快楽。
そこからの 鼻血。
ちづるの目の前にいたタクミは、鼻血をふいてあげて笑ったのを最後に、消えてしまった。
ちづるは 過去の中にいた。