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芸者小夏
【女性向け 官能小説】

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芸者小夏-6

6.
 啓介は腰を浮かすと、膝で小夏の股を割り、両腿の間に腰を据えた。
「入れていいですか?」
「いいわよ」
「本で見て大体のことは分っているんですけど、穴の場所が一寸はっきりしなくて・・・」
「さっき触ったでしょう?割れ目の下のところ・・・」
「はい」
「ちょっと、オチンチンに触るわよ」
 小夏は、肉棒を摘んで、亀頭で花びらを押し割って膣口にあてがった。

「そのまま、押し込んで・・・」
 啓介は男根を指で支えると、腰を落とした。小陰唇が別れて亀頭が穴に滑り込む。

ヌル〜ヌル〜ヌル〜〜
「小夏さん、気持ちいい、最高だよ」
「いいわ、いいわよ、しっくり嵌って・・・」

(これがおマンコかあ?)
 学生時代も、就職後も、兎に角忙しい生活が続いて、社外の女性と付き合うようなチャンスは無かった。
 少数精鋭主義の会社は、職場はキャリアの大卒が殆どで、数少ない女性社員が唯一の対象者だった。会社の先輩も殆どが社内結婚で、社外で女性とめぐり合う機会は、極めて少ない。
 とかく女性に疎い啓介が、職場の女性に目を向ける頃には、めぼしい女性はあらかた相手が決まっていて、残り物に福は無かった。
 
 挿入を躊躇っている間、手探りで小夏の秘部を弄繰り回し、性感はいやが上にも高まっている。
 ようやく肉棒が小夏の膣に収まると、啓介は本能の赴くままに腰を煽った。

「ああぁ〜啓介さんっ」
 何時もは金のため、仕事と割り切って覚めた思いでヨガリを演出する小夏も、損得抜きの愛の交歓に思わず気がこもる。
「いい気持ち、このまま啓介さんと最後までイってみたい」
 
あああっ
 挿入前から愛液が漏れ出していた男根は、膣の粘膜に扱かれて、5−6回もストロークをすると、あっという間に頂点に達した。
あっ〜ああぁ
 小夏にしがみついて腰を押し込む。
 
 射精を終えた男根は、急速に勢いを無くして、萎え始めた。

「イッチャッタ」
啓介は、一人つぶやきながら、腰を引いた。
萎んだ肉棒は、コンドームを膣に残して股間から離れた。

「あらっ 一寸待って・・・」
小夏は慌てて、ティッシュを股間に当てた。
コンドームをティッシュで摘み、引き抜くと、くるりと輪を作って縛った。
「ああ〜あ、終わっちゃった」
あっけなく終わってしまった啓介の腕に頭を乗せて、胸に唇を合わせた。
男の乳首を吸うと、汗がしょっぱい。
 (いつの日か、この人にイカせて貰いたいわ)




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