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「夏の出来事」
【若奥さん 官能小説】

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D自慰-2

ちづるは、こうやって週に2〜3回は自慰をしている。
でも、男に飢えているのか?と、考えると答えはNOだった。
夫の隆史は月に3回ほどしか帰ってこない。
仕事が忙しいのは、結婚する前からだった。
それでも昔はちゃんと家に帰ってきていた。
それがここ2年、少しづつ帰らない日が増えていった。
女の気配がしたが、ちづるは隆史を問い詰める事はなかった。

私が、先に冷めてしまったのかもしれない。

そんな気持ちがあったからだ。
そんな中1年ぐらい前に、部屋の整理をしていたらDVD が出てきた。
全部で6枚。
真っ白のDVD にタイトルは書いておらず、内容を確認する為につけてみて、ちづるは驚いた。
そういうDVDを、ちゃんと見たのは初めてだった。

気がつくと夢中になって、毎日見ていた。
その度に自慰をしていた。
 
いつも、終わると罪悪感がある。

女の人は普通は自慰なんて、しないよね。
私、変態なのかも、、。

そう頭で考えてるのに、身体の熱は治まらない。
もっと刺激が欲しくなりバイブやローターを通販で購入した。

そんな自分が、怖かった。

誰にも、こんな事、知られたくない。
知られたら恥ずかしくて生きていけないもん。
でも、今日、、、。
なんでタクミ君の顔が浮かんだんだろう。
明日ここに来るから興奮してるのかな、私、、、。
駄目、相手は18才だし、、。
変な事は、考えない、、!
、、って、考えるだけなら、、いいかなぁ。

ちづるはイッた後のボーっとした頭でそんな事を考えた。
そしてフラフラと廊下を挟んだ隣の寝室へ移動した。
布団に入るとすぐに眠りについた。


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