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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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NFP-4

 一通り自己紹介が終わった後、まだ誰にも伝えていない事案を伝える佐藤。NFPに関わる重要な事案だ。
 「NFPとは顔を持たないプロジェクトだ。すなわち君たちの顔を絶対に見られてはいけない。しかし常時マスクなどで顔を隠す訳にはいかない。逆に目立つからな。そこでだ、このプロジェクトに協力して貰う方を紹介する。」
佐藤はそう言うと会議室の鍵を開ける。するとドアの向こうから女性が入って来た。
 「初めまして…」
そう言いかけた時、石黒さとみが目を丸くし指を指しながら大声を発した。
 「あ…!!さわチンだ!!」
一同呆気にとられる。
 「さわチン…??」
いまいちピンと来ない。
 「ほら、メイクで色んな芸能人になっちゃう人ですよ!!テレビで超有名じゃないですかぁ!!」
一同その女性を見つめた。言われて見ればテレビで見た事がある。女性はニコッと笑い自己紹介を続けた。
 「小沢有佳です。紹介にあずかりましたように通称さわチンです。よろしくお願い致します。」
深々とお辞儀をする。
 「という事で君らの顔は隠さなければいけない。だから小沢君には君らのメイク担当をしてもらう。ただのメイクではない。今の技術の進歩は目を見張るものがあり、特殊なシリコンを使い全く違和感なく別人になれるんだよ。整形する必要がなく、現在はまだ犯罪に使用される事を避け世間に公表されていないが、警察が大学と協力して完成させた技術なんだ。小沢君はメイクの達人でありながら特殊メイクのスペシャリストでもある。今回の極秘プロジェクト発足にあたりその成果を試す事になったんだ。彼女は君らの強力なパートナーになるはずだ。よろしく頼むよ。」
佐藤が一同を見渡して微笑んだ。
 さわチンは人当たりの良さそうな女性であった。会話を持つ前からいいパートナーシップを築けそうな気がした。そんなさわチンが若菜の元へ歩み寄る。
 「上原さん、お会い出来て光栄です。ずっと尊敬してました。今もです。これから一緒にお仕事が出来ると思うと嬉しくてたまりません。あなたの力になれる事を誇りに思います。よろしくお願い致します。」
 「こちらこそ!」
笑顔で握手を交わした。初めて会ったのに昔から知っているような印象を与える、そんな女性であった。


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