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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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「いや。違うだろ。
いつもはそんな可愛いカッコしないだろ?
通勤着は色気のないスーツだし」
「それは仕事だからよ!」
「ウチに来たら着古したスウェットだろ?」
「楽なんだもん!」
「料理だっていつも簡単な奴じゃん」
「作ってもらえるだけありがたいと思いなさいよ!」

この言い合いがテンポ良くて、嬉しくなって笑うと
「はいはい。痴話げんかは後でね。俺たちを紹介して」
と横やりが入った。

「だな。いい加減に俺たちの存在を思い出せ」
そう言って、笑いながらリビングに座りだした。

「吉見、こいつらは俺の中学から大学まで一緒だった奴ら」
「初めまして」

「こいつが、長尾博之。もうすぐナオちゃんと結婚する」
「わ。ナオから話は聞いています。吉見です」
「ナオの友達なんだね。よろしく」

「俺は結婚は認めてねーぞー」
と、上着を脱ぎながらマサがチャチャを入れる。
お決まりのようにみんなが笑った。

「こいつが成田蒼」
「俺の奥さんが佐藤の初恋の人なんだ。今日は一緒に来るはずだったんだけど
用事ができちゃって。残念だったな?佐藤?」
なんて余計なことを言う。

「だな〜。佐藤、久しぶりに里香に会いたかっただろう?」
とヒロもからかう。

「へぇぇ!ぜひお会いしたかったです!」
「お前ら余計な事いうなよ」
「あれ?よしみちゃんに余計なこと知られたくなかった?」

こいつらは・・・・



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