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耳にキス、キス、キス。
【女性向け 官能小説】

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-11

 ヒロキくんがわたしの頭を両手で支える。
 次の瞬間、男性器がわたしの喉の奥を激しく突いた。

「うっぅぐっんんっぐぅっうっ」

 喉の奥がしまる。そこへ容赦なく男性器が突き込まれる。

「あぁ……あぁ沙保の中に挿れているみたい……気持ちいい……」

 ヒロキくんが甘い声で言う。
 わたしは涙を堪えながら、夢中でヒロキくんの動きに呼吸を合わせた。

「沙保のくちを……好きなように犯しているみたい……すごく興奮するよ、やばい……」

 ヒロキくんの息がだんだんとあがってくる。わたしの頭を押さえ、ヒロキくんが腰を振る。
 ちらりと見た窓には、まるで自分のくちがヒロキくんの性処理に使われているかのように映っていた。ゾクゾクする。

「やばい……あぁ止まらない……気持ちいいよ、沙保……あぁ……窓が鏡みたいで、ほんと興奮する」

 ヒロキくんが大きく息を吐き出し、ゆっくりと腰を振るスピードを落としていった。
 くちの中にヒロキくんの男性器が出たり入ったりするその様を、わたしは窓越しに見つめながら舌を動かした。

「沙保のくちの中も舌もすごく気持ちいいよ……あぁそこ気持ちいい……」

 ヒロキくんが気持ちいいと言うたびに、わたしは嬉しくてさらに一心不乱に舌を男性器に絡ませた。
 ヒロキくんが腰を振るようなリズムで頭を動かす。

「気持ちいい……あぁやばい、出そう……あぁ出そう」

 男性器にぐっと力が入ったかと思うと、ヒロキくんが出るっと言って、わたしの喉の奥へ白濁した液体を放った。
 ビクンビクンと男性器が痙攣しながら、最後の一滴まで出し切るように精液を喉の奥へ送り込む。
 わたしは唇をすぼめたまま、男性器の痙攣が止まるまで歯を当てないようにくちに意識を集中させた。

「あぁ……すっげぇ興奮した……。沙保、ありがとう」

 ヒロキくんが潤んだ瞳でわたしを見つめて、わたしの髪を優しく撫でた。
 男性器がくちの中から引き抜かれたタイミングで、わたしはくちの中に溜まっていた精液を飲み干した。

「沙保……」

 ヒロキくんが屈んでわたしをぎゅっと抱きしめた。
 愛してるよと耳元で囁く。
 わたしはこっくりと頷いて、わたしもよと答えた。

 ヒロキくんがわたしの手を取って立たせると、すぐにわたしを後ろから抱きしめてショーツの中へ手を入れた。

「やっぱり……。濡れてると思った」
「や……ちょっと、やだ、恥ずかしいよ……、んっ、ぁんっんっ」
「くちゅくちゅいってるよ……。僕のを咥えて興奮したの?」
「んっんんっ……あぁんっ……や、やだ……恥ずかしい」

 ヒロキくんがわたしのカットソーの中に左手を入れ、胸元を弄った。
 ブラの中に手を滑り込ませ、わたしの胸を揉みしだく。
 耳にしゃぶりつき、舌を捻りこませる。ヒロキくんはほんとうに耳を攻めるのが好きだ。それはみごとにわたしを蕩けさせてしまう。じっくりと、確実に。

「あぁんっあっ……はぁんっぁんっ」
「ほら、窓のほうを見て。沙保、すごくえっちな顔をしてる……」
「い、いや……あぁっあぁんっはぁあんっぁんっあんっ」


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