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耳にキス、キス、キス。
【女性向け 官能小説】

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-13

「あぁ……やらしいなぁ沙保……ほら、窓に映ってるよ……」
「あぁっあぁんっはあぁんっあぁんっ、ヒロキくんのおっきいの──入ってるの、見えるのぉっ、あっあっはぁっあんっあんっ」

 窓にヒロキくんとわたしがセックスしているところが映っている──。
 そう考えただけで、身体の内側から何か熱いものがたぎるような感じがした。
 ヒロキくんが激しく腰を振るたびに、蜜壷がいっそう強く彼を締めつける。

「あぁっだめっだめ、ヒロキくん、わたし──」
「あぁ沙保……沙保のイキ顔を見せて」

 ヒロキくんの左手が胸元に伸び、乳首をぎりりと摘む。
 わたしは窓に映るヒロキくんと自分の結合部分を凝視しながら、イクイクッと叫んで絶頂に達した。
 頭の中が真っ白になる。

「あぁ……沙保のイキ顔、超可愛い……あぁ、あぁ……僕もまたイッちゃいそう……あぁ沙保、中に出すよ。沙保──」

 ヒロキくんが一際激しくピストンし、腰を打ち付けるようにしてわたしの中に精液を吐き出した。
 蜜壷の中にびゅるびゅると放たれる精液を感じながら、わたしはゆっくりと深呼吸をした。

「──はあっ、はぁっ」

 ヒロキくんが肩で息をする。
 そして繋がったまま、わたしを後ろから抱きしめた。

「愛してるよ、沙保」
「わたしも……。ヒロキくん、愛してる」
「窓の前でセックスするのにハマッちゃいそうだよ」
「えっ、恥ずかしいよ」
「恥ずかしがってる沙保が可愛くて燃えるんだもん」

 そう言って、ヒロキくんがわたしの首筋にキスマークをつけた。痛いほどに、はっきりと。

「珈琲、淹れて飲もうか」
「うん」

 窓に映ったふたりは、服を乱し、繋がりあって深く強く結びついていた。
 わたしは心の中で、疑ってしまったことを再び詫びた。
 ヒロキくんとなら、きっとわたしはこの先ずっと幸せな女でいられる──と、強く思った。


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