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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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「毎日来てこいつの世話をしろ」
「はい」
「俺は世話は一切しないからな」
「はい」

そう言って、子犬をギュッと抱きしめた。

「でも、それにはちゃんとマサの許可をとれ」
「え?俺?」

なんで?なんて顔でマサがキョトンとした。

「あんた、マサの彼女だろ?
子犬のためとはいえ、毎日彼女が、男の一人暮らしの家に来るんだ。
内心は穏やかじゃないだろ?」
そう言った俺の顔を三人が見つめた。

「私、金子さんの彼女じゃないですけど。ただの会社の後輩です」
「え?」
だって・・・
「よしみって、呼び捨てだったよな?」

俺のその言葉に三人は大笑いした。

「佐藤さん。吉見真理子です。よしみは苗字です。よろしくお願いします」
そう言って、会社の名刺を俺に差し出した。

え?よしみが苗字?

「吉見は本当にただの後輩」
と苦笑いしながらマサが言った。

そんな俺たちの微妙な空気の中で
子犬がワン。と鳴いた。

はぁ・・・

こうして俺と子犬の同棲が始まった―――




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