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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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「おい!佐藤!」
「ちょっと。よしみ!」

マサとナオちゃんが俺たちを止めに入る。

「マサさぁ〜こーゆーのいい加減にしてくれる?」
「金子さんは関係ないでしょう?ネチネチうるさいわね」
「お前ね!いきなり人の家に来て、わめくな!帰れ!」

そこまで言うと、グッと彼女が黙った。
本気で犬の今夜の泊まる場所がないらしい。

「佐藤先輩。いきなり押しかけてきてごめんなさい。
でも本当に、もうここしかないんです。
考えられる限り聞いたんですけど。お願いします」
なんてナオちゃんが頭を下げた。
「・・・・」

「ほら!よしみもお願いして。その子がどうなってもいいの?」
「・・・・お願いします」
ストンと座った彼女が抱いていた子犬が1回ワン!と鳴いた。

はぁ・・・
わざと大きなため息をついて
「行先が決まるまでだぞ」
と、言った。

小さく鳴いたその子犬が可哀そうになったからだ。

「ただし条件がある」
「はい」


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