慰めあう女-5
「ああ…あああ…」
喘ぎながら、激しい快感の余韻に浸るお京。
「ご、御免なさい。まさか、こんなに沢山出るなんて…」
椿がバツが悪そうに謝った。
「もう…お嬢さんったら…。あたしは指くじりに弱いのに、あんなに激しく出し入れするから…」
「本当に御免なさい。なんだか胸がどきどきして指が止まらなくなって…。でもいいわ。私が粗相したことにして、後で了順先生にお詫びします。そのかわり…」
「そのかわり?」
「私のあそこも…よく調べて…欲しいの…」
顔を赤らめて下を向き、甘えるような声で椿が言った。
そして一瞬の沈黙。
「…いいですよ…」
息を詰めて返事を待っていた椿は、お京の素っ気ない返事に少し安堵した。
椿はさっそく寝間着を脱ぎ捨て、股間にあてられていたおむつも外してしまう。
素っ裸の股間をお京に向かって開いてみせた。
「お嬢さん、お邪魔しますよ」
身を乗り出して股座に顔を近づけていく。
眼前に広がる椿の割れ目。お京のそれよりも大ぶりな作りで、男たちにあれだけ犯されてもなお十分に初々しい桃色を残していた。
しかしその性感はすっかり開発されており、生娘ならぴったりと閉じているはずの肉びらは開ききって、常時口を開けっ放しである。
女の穴からじゅくじゅくと白濁した淫蜜が滲み出し、ひどく興奮しているのが丸分かりだ。
会陰部が大きく裂けて縫合した跡が残るが、鏃が膣口の奥まで突き刺さったお京のあそこほど酷くはない。
興奮による充血で体積を増し、潤んだ肉びら。その上部にある二枚の合わせ目に、ぴんとそそり立つ肉の豆。
その敏感な器官を覆い隠していた包皮を、弦斎に削ぎ落とされてしまったため、今は覆い隠すものがなく、すっかり剥き出しになっている。
包かぶり(包茎)の男が医者のところで皮を切ってもらうという話は聞いたことがあるが、包皮を切り落とされた女陰などお京は初めて見た。
皮の上から摘んで擦るだけで脳天を突き抜けるような快感が走るおさねである。
それを剥き出しにされてしまったらどんなにか感じることだろう。ふんどしなど締めたら、常に豆の先端を擦り上げられて赤剥けになってしまうに違いない。
「私のあそこ…変じゃないかしら?」
「大丈夫。変じゃありませんよ。とっても綺麗…」
口ではそう言ったものの、お京は切なく悲しい想いで胸が痛んだ。
自業自得の部分があるとはいえ、生娘だった椿がここまで酷い仕打ちを受けていいはずがない。
(お嬢さん…。本当にお可哀想…)
自分のような年増と違い、まだ若く嫁入り前の椿の今後の人生を考えると暗澹たる気持ちになる。
でも、せめて、今だけは…何もかも忘れ、気持ち良くなって欲しい。
はぁ…っと熱い吐息を吹きかけると、肉豆はぷるぷると震え、ますます大きく硬くそそり立つ。
まるで女のおちんちんだ。
お京が幼い頃、同じ長屋の年下の男の子とお医者さんごっこをして、こっそり見せあった光景が脳裏に甦った。
ぱくっ。れろれろれろ…。
お京は思わず可愛らしいおちんちんに吸い付いていた。
「ひゃあああああんっ!!!」
これこそが女の快楽の源泉。全ての女が割れ目の奥に隠し持っている、淫らな貝柱だ。
上下から甘噛みされ、逃げ場を失った女芯の先端を舌先で転がす度に椿の嬌声が上がる。
そのこりこりとした感触と生臭い潮の香りを口中一杯に味わいながら、お京は無心で舐め回し、時に吸い上げ、ちろちろとカリ首をねぶる。
「あん! あん! ああああんっ!!!」
椿は一層激しく喘ぎながら、お京の頭を掴んで股間にぐいぐい押しつける。
女のツボを知り尽くした繊細な舌使いで肉芽を責められて、桃源郷を彷徨う心地であった。
(凄く気持ちよがってくれてるわ…! 嬉しい! もっと感じさせてあげなきゃ…!!)
自分の愛撫で辛い思い出を少しでも忘れさせてあげたい。
そんな強い気持ちがお京を突き動かしていた。
せわしなく舌を動かしながら、蜜壷の奥深くまで指を沈めてゆく。
潤みきった花弁がくちゃくちゃと淫らな水音を立てながら、美味しそうに指を飲み込んでしまう。
お京は胎内で『く』の字に曲げられた二本指をひねりの利いた回転でえぐり回す。
かつて弦斎や重右衛門にされたように、である。
じゅぷっ!! じゅぷっ!!
「あひっ!! あひぃぃいいいいいいいいッッッッ!!!!」
陰核と膣内を同時に愛されて、椿はたちまち登りつめた。
その絶頂はたちまち逝き潮となって尿道から迸る。さっきのお返しだ。
…ぶしゃああああっ!!
(いけない…っ!!)
これ以上座敷を汚すのを恐れたお京は、思わず割れ目に口をつけた。
ちううううう…。
「あひゃあああああんっっ!!!」
淫肉ごと口で吸い上げられて、椿が悶える。潮吹きが止まらない。
腰をうねらせながら、お京の口中で何度も噴き上げる。その度に椿は果てた。
ぶしゃっ!! ぶしゃあっ!!
…ごくっ。ごくごくっ。
お京は喉を鳴らしながら、その全てをすっかり飲み干してしまう。
生臭く少し塩辛い、酸味の効いた薄味の尿のような味だ。
心と身体を許しあう者同士だけが飲むことのできる、あふれる秘蜜の浪漫汁である。
(お嬢さんのあそこ…可愛いっ!! もっと気持ちよがって…!!)
その液体で胃袋を満たしたお京は、感極まってそのまま絶頂を迎えた。
「ごぼっ、がぼっ…!! ん"む"む"う"…っ!!」
じょおおおおおお…。
緩みきったシオフキガイがだらしなく尿を漏らす。今度は座りしょんべんである。
お京の豊かな尻の割れ目の奥から、白く濁った本気汁と入り混じった黄色い液体が布団の上に広がってゆく。
そしてほんわかと湯気が立ち上がった。