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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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檻からの解放-1

 雨宮一馬はこの上なく苛立っていた。
昼過ぎに秀慈達の通う学校から、二人が登山中に消えたと連絡が来たのだ。普通の親ならば、我が子が足を滑らせて落ちてしまったのか?!など事故に遭ってしまったのかと心配するだろうが、一馬はすぐに秀慈が絵茉を連れ去ったと考えた。しかも、学校が用意したバスの元には戻っていないことから、誰かが秀慈と協力して絵茉を奪ったに違いないと予想する。

やはり教師に任せるのは無理があったか・・・。秀慈と秘密裏にコンタクトを取っていた輩を探し出さなくては・・・。

一馬は警察には連絡せず、すぐに独自で雇っている者たちに町中を探させた。
苦労して手に入れた絵茉を彼は手放す気はなかった。初めて出会ったあの日から、一馬の心は一瞬で絵茉に奪われてしまったのだ。


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