料亭での秘め事-3
この老舗の料亭は一般客は入れず、政界や業界のトップの者たちが好んで舌鼓する場所らしい。何もかも上品な造りで、絵茉は思わず個室の中を見渡した。
一馬が頼んだ料理も絵茉にとっては何を食べているのか、美味しいのかさえ全く分からなかった。しかし残すと一馬にまた何か言われると思い、絵茉は頑張って胃に流し込むように食べた。
最後に茶と和菓子が運ばれてくると、絵茉にもこれで食事が終わりだと分かった。しかし彼女はすでに菓子が腹に入る余裕はなかった。そんな絵茉を見て一馬が言う。
「食べないのかい?」
「はい、もうお腹いっぱいです。」
「ここのデザートはおいしいから、持ち帰らせてもらおうか。家で食べるといい。」
「ありがとうございます。」
「私はもう少し甘いものを味わうとしようかな。絵茉、こちらに来なさい。」
「え?」
絵茉は意味が解らず一馬を見つめた。
「私の膝の間に座りなさい。」
手招きをしながら一馬は絵茉を呼びつけた。絵茉は重い腰を上げてゆっくりと一馬の傍に寄った。すると一馬は大きく彼の脚を開き、絵茉を自分の脚の間に座らせた。
掘りごたつのテーブルの下で二人の身体が密着する。絵茉はギュッと拳を握りしめた。
「絵茉、ここの料理は美味しかったかい?」
「はい・・・。でも味はわかりません。」
「ふふ、そうだね。絵茉にはまだ早かったかもしれないね?」
そう言いながら一馬は絵茉の唇に吸い付いた。チュッ、チュッと音をたてる様に彼女の唇を貪る。そして絵茉の制服のブラウスのボタンを、彼女の胸の膨らみが見える様にプツ、プツッと外し始めた。ピンク色のフリルがついたブラジャーが露わになると、一馬はそのまま包み込むように絵茉の乳房を撫でた。
「んっ・・・」
それからブラジャーを下にグイッと引き下げ、プルンと絵茉の乳房を全て見える様にする。彼女のブラジャーと同じ薄いピンク色の乳首が一馬の心を躍らせる。
一馬は絵茉の唇を吸っていた自分の唇を離し、再び貪るように彼女の張りのある乳房の先端を吸い始める。時々優しく甘噛みすると絵茉がビクッと身体を震わせた。
「やぁっ!」
「気持ちがいいかい?昨日は絵茉に無理させちゃったからね、今日は特別に絵茉だけを可愛がってあげるからね。」
「あぁっ・・はんっ・・・」
すでに絵茉の口から言葉が発せなくなるくらい、ゾクゾクと淫らな波が押し寄せていた。