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例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

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〜 道徳・共生 〜-3

 ……。


 第2章、第2の項目。 思い遣りの心を育むこと。
 現状、率直にいってこれっぽっちも思い遣られていないと感じている点は、気にした時点で負けなんだろう。

 思い遣りは、単なる憐れみとは趣を異にする。
 例えば宿題を忘れた生徒に、自分の宿題を見せることは、正しい思い遣りだろうか? 怪我をして動けない友人を見舞い、気を紛らわすために友人の前で踊って見せることは、相手にとって楽しい時間になるだろうか? 自分が支えられていることに気づくには、他者からの『正しい』思い遣りが必要になる。 正しい精神に支えられた時はじめて、誰かを支えたいと願うようになる。
 思い遣りは双方向だ。 情けは人の為ならずというように、いつか自分に返ってくる。 教官曰く、正しい思い遣りを学ぶことで、他者の支えに気づき、他者に正しく接するようになり、やがて社会に受け入れられる素地ができるという。

「次の状況を前にしたとき、自分ならどうするか考えながら視聴しなさい。 ポイントは『正しさ』です。 状況の背後を想像し、相応しい処遇かどうかを勘案した上で『正しく』振舞えるかどうかを見せて貰いますから、そのつもりで」

 ヴゥーン……。

 コンソールを操作する教官によって、教室の黒板にスクリーンが降りてきた。

 フッ。

 照明が消え、教室天井に備えられたプロジェクターが映像を写す。 長い廊下に、カツカツとヒールがリノリウムを叩く足音がする映像だ。 ビデオをもった撮影者が歩きながら撮っている、所謂『主観ビデオ』の形式だった。 場所は学園のどこかだろうか? 私達が過ごすC棟ではなさそうだが、教室や窓の配置がどことなく学園に似ている気がする。

 撮影者が立ち止り、横を向く。 教室番号が空白になっている教室のドアをガラリと開けた。 カツカツ、誰もいない教室に入り、黒板に視線を転じる。 薄暗い教室の黒板には、次のような文字が大書してあった。

『許可なく排泄した生徒に下の躾をしているので、協力してください。 1人につき最低500mLの浣腸溶液を勢いよく抽入してから、お腹に振動を与えた上で、放置を継続してください。 特注のアナルストッパーを嵌めているため、漏れる可能性はありません。 生徒には抵抗は勿論、嬌声、身じろぎを含む一切の反応を禁止しています。 禁止事項を破った場合、追加で酢酸の抽入をお願いします。 10名の協力を頂いてから解放する予定ですので、宜しくお願いします』

 ここで画面が180度回転する。 ずっと誰もいないと思っていた教室の背後。 アイマスクをして椅子に腰かけ、M字開脚に縛られている学園生がいた。 プリーツをつけ、セーラー服の上下を纏い、ストッキングに靴下、上履きを履いている。 ただ下着だけつけていない点から察するに、彼女は学園のAグループ生だ。 

 ここで画面がアップになる。 縛られた生徒が腰かけた椅子から順番に、下から上へ画面が進む。 椅子の下には巨大なケロリンとガラス製シリンダー。 2Lと書かれた特大サイズだ。 最低500mLといいながら、まるで『1回につき2L抽入してください』と言わんばかりの存在感。 次は股間が大写しになる。 くすんだ陰唇の下、ぎゅむっと締まった灰色の蕾。 遠目には分からなかったが、アップで見るとプルプル振動している様子がよくわかる。 つまり、今にも漏れそうなのを必死に耐えさせられている。 蕾から顔を出した赤いプラグは、ゴム製のアナルストッパーだ。 肛門の内側には一回り太いサイズのゴムが咥えられていて、いくら排泄しようと息んだところで抜けるような代物ではない。 シリンダーから零れたであろう浣腸液と、膣から溢れさせた淫汁、汗が、太腿からお尻にかけて、透き通るような白い肌を濡らしている。 更に画面が上へゆく。 セーラー服越しでも異様に膨らんだお腹が明らかだ。 まるで出産間近の妊婦のように盛りあがった腹もまた、肛門同様プルプル、ブルブルと震えていた。 お腹を過ぎ、胸元、首筋へと画面が進む。 汗ばんで震えてはいるが、声をたてることもなく、戒めを解こうと暴れることもない。 そして顔がスクリーンに映ったとき、私はモニターに映る少女に違和感を感じた。



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