投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

例えばこんなカリキュラムの最初へ 例えばこんなカリキュラム 67 例えばこんなカリキュラム 69 例えばこんなカリキュラムの最後へ

〜 道徳・共生 〜-4

 あれ……? あの輪郭……造形……どこかで見たことがあるような……。

 と、記憶の糸を手繰(たぐ)る間にスクリーンが暗転する。 映像はここで終わりだった。 照明がつき、スクリーンが上がった後ろの黒板に教官がチョークを走らせる。 食い入るように一語一句を見つめる私達。

『(   @   )の浣腸液を(   A   )抽入し、(   B   )から教室を去る』

 @ : 500mL以下 、 500mL 、 500mL以上
 A : 勢いよく 、 ゆっくり 
 B : しばらく待って 、 お腹をさすって 、 お腹を殴って 

「先ほどの映像を踏まえ、『正しい』思い遣りになるよう、選択肢に適語を入れなさい。 全員、必ず一度ずつ挙手すること」

 2号教官が私達に考える時間を与えてくれるわけもない。 映像中に出てきた文字を思い出す。 思い遣りに『正しい』と『間違っている』があろうとなかろうと、私は指示通りに振舞うだけだ。 一先ずは指示の内容だけ考える。 相手の立場にたつとか、そういう綺麗語なんていってられない。

「@に入る語句からいきます。 500mL以下と思うなら挙手……いませんか。 500mL丁度と思うものは……20名ですね。 500mL以上の生徒も一応確認しておきましょう……15名ね」

 私は『500mL以上』に手を挙げた。 たしか映像では『最低500mL』とあった。 つまり、場合によってはもっと大量の浣腸液を入れてもいいわけだ。 入れられる方はたまったものじゃないのは当然でも、間違って500mLに足りない量を入れて叱られるよりは、多めに入れる方が『私にとって』安全だ。

「Aにいきましょう。 勢いよくを選んだものは挙手……18名ですね。 では、ゆっくりを選んだもの……17名、と。 ほぼ半分半分ということですか」
 
 個人的に『勢いよく』抽入してもらった方がいい。 じわじわ圧迫されるより、一思いにヤられた方が、苦しむ時間が短くていい。 ただ、私は『ゆっくり』に手を挙げた。 勢いよく入れるには、相当強くシリンダーを押さなければいけない。 そうすると手許が狂うかもしれず、従って『私が』ミスすることになる。 だから狙いが反れないように、ゆっくり入れる方が安全だ。

「Bはどうでしょうね。 しばらく待って、という意見は手をあげて……これもゼロですか。 お腹をさすって、の意見は……ほとんどですね……30名です。 最後の、お腹を殴ってのもの、どうぞ……5名、これで全員です」
 
 少し意外な結果だ。 私が選んだ選択肢『お腹を殴って』は少数派だった。 確かに映像では『お腹を刺激して』とあったから、『さすって』も間違いではないと思う。 けれど文脈的に『指導』の最中なんだから、甘い対応よりは厳しい対応の方が、学園的に無難な気がする。 他のクラスメイトも学園生なんだから、それくらい勘づいてもよさげなのに、まさかお腹をさする方が痛みが少ないだろうなんて、悠長なことを考えてるんだろうか?

「それでは『正しい』思い遣りを教えましょう。 その前に、先ほどの映像を説明しなければいけませんね。 アレは私が撮影したものです。 場所は学園のA棟3F。 普段は補習につかっている教室です。 たまたまネームプレートが修理中だったので使用しました」

 ざわ……。

 教室のそこかしこから、声にならないさざめきが。

「浣腸液は生理食塩水とグリセリンの混合液。 4℃に冷やしているため、勢いよく入れようがゆっくりだろうが激痛を伴います。 直腸の吸収濃度に設定してあり、内容量を超えて抽入してもすぐ体内に水分が吸収されますから、そうそう破裂することはありません。 ただ直腸への刺激は禁物で、お腹を押されようものならS字結腸から肛門まで一気に蠕動が始まり、筆舌に尽くしがたい掻痒感に悶えることになります」

 2号教官の言葉に誇張がないことは、私達自身が身体でもって学んだことだ。 その教官をして筆舌に尽くしがたいのだから、本当に凄まじい苦悶なんだろう。

「対象生徒になっている生徒はA4番。 お前たちの寮長です」

 ざわ……。

 ハッ、となる。 そういえば映像の顔、見覚えがあるような気がしたが、あれは確かに寮長だった。 つんと尖った顎、高飛車にとまった鼻、薄い唇……言われてみれば、朝夕の食事の時間に見慣れた顔だ。 

「寮生に不始末があった旨、寮監から通知がありました。 そういったとき、代表で寮長に指導を行います。 先日、寮で自分の源氏名を話した生徒が複数いたそうですね? つまり、頂いた『番号名』に感謝の気持ちが足りていなかった、ということになります。 ゆゆしき事態を鑑みつつ寮長に確認し、本人が素直に事実を認めましたので、私の方から指導しました。 見事でしたよ。 一言も反抗せず、一切動かず、いまのところ気を失うことなく耐えきったんですから。 私が寮長をしたときも、随分昔のような気がしますが、同じ躾けを受けました。 20時間以上かかったとはいえ、気を失ってしまった私とは大違いです。 お前たちもしっかり見習いなさい」

 シーン。 しわぶき1つ聞こえない。




例えばこんなカリキュラムの最初へ 例えばこんなカリキュラム 67 例えばこんなカリキュラム 69 例えばこんなカリキュラムの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前