光の第3章【剥かれるマミ】-2
さっきはあからさまな攻撃だった。今度は鎧の皮を被る隙を与えず、スターフラッシュを撃とうと考えた。
マミは軽く息を吐くと、女体に光を駆け巡らせた。その光のパワーとともに全身をゾワゾワとした快感が駆け巡る。プロテクターの中で乳首が固くなり、触ってもいないクリトリスがジンジンと痺れて快感を助長した。そして快感の証、卑猥な割れ目の奥から愛液が溢れてきた。
(ああん、ダメえ、感じちゃう…)
マミはその快感に堪えながら、エネルギーが貯まる時間を稼ぐことにした。
「ううっ…、な、苗床になるって…、今からあたしはどうなるの…?ううっ…」
喘ぎそうな声を恐怖で怯えたフリで誤魔化し、下半身のプロテクターの隙間から、絶え間なく愛液が溢れ落ちるのを、ペニス星人に悟られないようにした。
【お前の生殖器に私自身が挿入し、子種を植え付けるのだ】
「うそ…」
ペニス星人の本体が、子種を落とすために自分の体内に挿入する。マミはそれを想像し、嫌悪感で女体を駆け巡る光を一瞬止まめてしまった。しかし、持ち前の正義感が直ぐに気を取り戻した。
(そ、その前に、あなたを倒すわ)
表面上では怯えたフリをし、しっかりと胸の奥で決意した。
【うそではない。そしてお前の胎内で私の子種は、ウルトラパワーを吸収しながら成長し、お前の腹を食い破ってこの世に誕生するのだ】
その言葉のおぞましい内容に、強い決意が一瞬で凍りついた。
「ひっ…」
幾らウルトラパワーを宿しているといっても、本体のマミ自身はか弱い女だった。ぺニス星人の血も涙もない話し方に、気力の限界はあっさりと越えてしまった。
本心から恐怖を感じたマミは、急激に膨らんだその恐怖から逃れようと、身を捩ってもがいた。
「いやあ、離してえええ」
しかし、幾本もの触手に緊縛された女体は、身動きができなかった。
【ククク、いいねえその声。ゾクゾクしてくるぞ。では、もっと違う鳴き声をジックリと楽しむとするか。まずはその邪魔なプロテクターを外してやろう】
モンスターの本体から、新たな触手がシュルシュルと伸びた。その触手は先が細かく別れて指のように変形すると、豊かな胸を覆うプロテクターに絡み付いた。
「ひっ…や、やめて…」
マミは目を見開いて、唯一自由の利く首を、子供がイヤイヤとするように振った。
その行為がペニス星人を余計に喜ばすことマミは気付かなかった。
【クククッ、いい顔するじゃないか】
嫌がる意思を無視して、胸を覆うプロテクターを触手が一気に引き剥がした。
バリバリッ!
それが剥がれた途端、現れた豊かなバストが反動でプルプルと揺れ、さっきまでの快感で固くなった乳首が外気に晒された。
「いやああああああ」
周囲に「うおおっ!」っと、どよめきが呻り、また、あちらこちらから、パパラッチ達の無数のシャッター音が響いた。
「いや…いや…撮らないで…」
マミは羞恥のあまり、なめかしく動く自身の乳首から目を反らすため、真っ赤になった顔を背けた。