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あるお伽噺
【ファンタジー 官能小説】

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滅ぼされた村-17

「あんっ・・」

彼の舌が優しく上下に舐めあげる度、身体がビクンと敏感に反応する。

「んっ・・・やぁっ・・そんなとこっ、舐めないで!」

反抗する言葉とは裏腹に、気がつくとティアラは自ら脚を広げていた。

ピチュッピチュッ、ピチャピチャと、サミュエルの舌の動きに合わせて、
いやらしい水の音が聞こえ始める。
彼は口の悪さからは想像できないくらい、優しく丹念に愛撫する。
ティアラはだんだんと、何も考えられなくなってしまった。

(この感覚は何なの・・・?)

「・・・すげえな、零れてきやがった。」

サミュエルはそう言うと、ようやく顔を上げた。

「このくらいで、もう良くなってんのか?」

と彼は耳元で囁いた。
その声だけで、ティアラは頬を紅潮させてゾクッと反応してしまった。

そんな様子を楽しむように、サミュエルは自分の唇にまとわりついた、
ティアラから溢れ出た蜜を舌で舐め取りながら、彼女の瞳を見つめた。


(恥ずかしい・・・。)

ティアラが羞恥心に耐えていると、突然、
ぬるぬるに潤った割れ目にそっと指が侵入してきた。
ヌチュッと音をたてるように、サミュエルの長い指が、
ティアラの中に飲み込まれていく。

「あぁんっ!」

ティアラはまたいやらしい声を出してしまう。


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