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あるお伽噺
【ファンタジー 官能小説】

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滅ぼされた村-15

服を脱ぐ・・・?体で見返りを払う・・・?
彼女は意味がわからなかったように、口を開けたまま止まった。

「・・・お前、処女か?」

彼の一言で彼女は我に返った。

サミュエルの言いたい意味が解ると、ティアラはうろたえた。
誰とも交わった事のない彼女は、どうやって返事をしたらいいのかわからないでいた。

困って俯いていると、サミュエルは苛立った様子で言った。

「―――どうすんの?俺は待つことは嫌いだ。
早く脱がねぇとこのままここに置いていくぜ?」

そう言われてしまっては、彼女に選択権はない。

ティアラは覚悟を決めて服を脱ぐしかなかった。
泣きそうになりながら、震える肩から服をずらす。
服と言っても、質素な布を継ぎ合わせて作った布きれ一枚を
身にまとっていただけなので、
すぐにティアラの豊満な裸体は、彼の目の前に晒された。

サミュエルにじっくりと彼女の頭の先から足の先まで見つめられると、
ティアラは羞恥心で目をギュッとつむってしまった。


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