それでもあなたに恋をする-16
美月は心を落ち着かせるためにお風呂に入った。まだ胸がドキドキしていた・・・・あんなに真剣な求愛を受けたのは初めてだった・・・・瑞希の自分への想いが伝わって来て本当に嬉しかった・・・・でもまだ美月は迷っていた・・・・瑞希と血を分けた母子だという事で・・・・けれどまだ本当の息子だって割り切れてない美月自身がいた・・・・一人の男性として瑞希を愛している美月自身がいた・・・・一体どうすればいいのか・・・・答えを出す事を先延ばしにして来たツケが一遍に襲いかかって来ていた・・・・それでも答えを出さなければならない・・・・瑞希の出した結論に答えを出さなければならない・・・・時間は過ぎて、刻一刻と約束の時間が近づいてきていた・・・・
美月は瑞希の部屋の前で何度も深呼吸をした。
「後悔しないよね・・・・」
そう自分に何度も問いかけてからドアをノックした。
「はい・・・・」
美月がドアを開けると、ちょうど瑞希が起き上がったところだった・・・・瑞希は美月の姿に驚いた・・・・シーツを羽織っていたからだ・・・・美月の意図がわからず
「美月さん？」
思わずそう声をかけた・・・・美月は何も言わずに羽織っていたシーツを床に落とした・・・・瑞希の目に裸の美月の姿が写った・・・・反射的に瑞希は目をそらした。
「瑞希・・・こっちを見て・・・・」
美月の声に応えて美月を見ると、瑞希は目が離せなくなった・・・・
「これが私・・・・今の私・・・・瑞希はこんな私でも愛してくれる？こんなオバサンでもいいの？瑞希くらいの頃に比べるともう崩れてしまっているわ・・・・それでも愛してくれる？瑞希には瑞希にふさわしい女の子がいるんじゃない？本当に私なんかでいいの？」
美月は静かに瑞希に語りかけた・・・・しかし、瑞希は、目の前の光景に心を奪われていた・・・・大きくはないが小さくもない・・しかし形のいい乳房・・・その乳房のさきに淡いピンク色の乳首が存在を主張していた・・・・そこから目をおろすと少しくびれたウエスト・・・・そしてデルタゾーンに申し訳程度に生えているヘア・・・・美月の言うようにハリはなくなっているがいい意味で年齢を重ねて丸みを帯びてる・・・・全体的に柔らかな印象を受けた・・・・それはまさに瑞希の理想的な体だった・・・・
「キレイだ・・・・グラビアアイドルなんか霞んじゃうくらいに・・・・」
「うそ・・・・」
「うそじゃないよ・・・・その証拠にほら・・・・」
瑞希は立ち上がり、穿いていたジーンズとトランクスを一緒におろした・・・・瑞希は上を向いてそそりたっているぺニスを美月に見せつけた。
「私を見ていてそうなってくれているの？」
「そうだよ・・・・美月さんを見てこうなったんだ・・・・返事はYES でいいんだね？」
美月は小さく頷いた。
「ありがとう・・・美月さん・・・・」
瑞希は着ていたTシャツを脱ぎ捨てて、引き寄せられるように美月に近づき美月を抱き締めた。
「美月さん・・・・」
「痛いよ・・・瑞希・・・・」
「ゴメン・・・・」
慌てて抱き締めている手を緩めると、二人は顔を見合わせて思わず笑ってしまった。それからどちらからともなく唇を重ねた・・・・瑞希は美月の背中に手を回して・・・・そして美月は瑞希の首の後ろに手を回して、互いの唇を貪り合った・・・・美月が瑞希の口の中に舌を侵入させると、初めは戸惑っていた瑞希も美月の舌に自分の舌を絡めて来た・・・・
「んんン・・・・うぐっ・・・・ああン・・・・」
二人は声にならない声を漏らしながら
（大好き・・・・愛してる・・・・瑞希の事を愛してる・・・・）
（愛してるよ・・・・美月さん・・・・誰よりも愛してる・・・・）
口には出せなかったがお互いに愛を心の中で囁き合っていた・・・・美月は溢れ出てきた愛液が腿を伝って足下へと流れ落ちていくのを感じていた・・・・
（キスだけでこんなに濡れてしまううんだ・・・・）
美月は自分に呆れてしまった・・・・そして、瑞希のぺニスから出た先走り液が美月と瑞希の腹を濡らした・・・・
美月を抱き締めていた瑞希の右手が美月の乳房に触れた・・・・反射的に手を引っ込めた瑞希に
「いいよ・・・・さわっても・・・・私は瑞希のモノだから・・・・」
そう囁くと、少し体を離した。瑞希は両手の手のひらで下から持ち上げるように美月の二つの乳房に触れた・・・・柔らかい感触に夢中にになった瑞希は思わず指先に力を入れてしまった・・・・
「痛い！」
美月の言葉に反射的に手を離した・・・