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例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

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〜 国語・討論 〜-4

「これより作戦タイムを3分間とったのち、両チームの最終弁論とします。 傍聴役のみなさん、これまでの流れを踏まえたうえで、公平な判定をお願いします。 では、作戦タイムをはじめてください」

 カチッ。 無言、無表情で乳首をつきだし、チェスクロックにそっとのせる。 今度も無事にスイッチが入った。

 ヒソヒソ、ヒソヒソ……。

 車座をつくる両チーム。 この後それぞれが自説を強化し、或は相手説の弱点を強調し、自分達の意見への賛成を我々に求める流れになる。 傍聴役は自身が賛成した側の乳首を摘まみ、大きく持ち上げることで意思を表明する。 司会は目視でどちらが勝ったかを判定する。 勝った側に向かって後頭部に手を回した第3姿勢をとり、胸をブルンブルン回すことで判定をくだす。

 ヒソヒソ、ヒソヒソ……。

 自分達の意見が傍聴役の多数派を占めた場合、そのチームは乳首をつかった乳文字――乳首で空中の文字を書く――で傍聴役に『ありがとうございました』と述べてから退席する。 1時間たっぷり苛まれた乳房も、これ以上赤く腫れることはない。

 ヒソヒソ、ヒソヒソ……。

 負けた側は、1人ずつ反省の弁を述べる。 といっても、反省するべきは『論理展開』や『声の大きさ』ではない。 あくまでも『乳首の活用が至らなかった』点を反省し、乳首への指導を教官に請う形になる。 例えばこんな具合だ。

『お乳首をフル勃起した大きさが中指以上になっていれば、もっと鮮やかに乳房を強調し、淫らで恥ずかしい私の本性をさらけだすことができたと思います。 自分の情けなく変態な内面すら主張できない貧弱な乳首に、どうかご指導ご鞭撻をお願いします』

 懇請を受け、12号教官は『針』をうつ。 場所は『乳坊』といい、肩甲骨と肋骨の境だ。 ここに針をうたれると――私も経験があるが――1分も立たないうちに乳房全体が猛烈に熱くなる。 乳房の表面に静脈が浮きだし、青紫色の血管が乳首中心にもりあがり、大量の血液で血管が波うつ。 送り込まれるリンパと血液でたちまち乳首が固くなり、ミシミシ、軋みながらのフル勃起だ。 
 乳首がもげそうになる、とはこういう状態を指すのだと思う。 いびつに歪み、表面が凸凹、あるいはたくさんのぶつぶつで覆われ、指人形のように膨らんで、もはや自分の意志ではどうにもならない2つの乳首。 風が触れただけで電流が走り、触れられたなら激痛で意識がとびそうになる。 そんな状態になった乳首を、文字通り『ご鞭撻』、鞭で5発ずつ打擲される。 腕を後ろにくみ、乳房をつきだし、教官の鞭に身を委ねる。 意識を保って指導を受けることなんてできるわけはない。 例外なく全員が淫水まじりの小水を垂れながし、意識を失うことでディベートの時間は終了する。


 ……。


 教官によれば、ディベートは物事を冷静に語る力を養うが、一番の目的は自分を分析することらしい。 なんでも全力で頭を回転させ、与えられた役割をこなすこうちに、自分を客観的に見ることができるようになるだとか。 教官の言葉の真偽は分からないが、いくつものディベートをこなすうちに、私自身が如何にミジメかがよくわかった。 なにしろ『膣と肛門、どちらによるマスターベーションがより健全か』を必死に考え、『膣は殿方との性交渉に対する憧れを含むため、私達牝には分不相応で不健全だ』なんて結論に至るような存在だ。 ミジメ以外の何物でもない。
 
 ディベート後の指導が終わり、意識を取り戻してから自分達の後始末を舌で清める敗北チーム。
 ディベート用に並べた椅子、机を股間で押しながらもとに戻す傍聴役。
 10枚をこえる『パイ拓』を議事録として教官に提出する記録係と、チェスクロックを胸で挟んでコンソールの上に片付けるタイムキーパー。 すべてが終わるまで教室の真ん中に陣取り、両乳首を摘まみながら彼方此方に指示をだす司会役。 冷静に考えれば何もかもがミジメなのに、それでも誰一人手を抜かない。 手を抜くどころか真剣そのものの表情で、私達は愚昧な時間を演出するのだった。


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