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TYPE RI-NA
【SF 官能小説】

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―里菜の日常ー-7

弘は再生される第1話を事細かに解説してアニオタぶりをフルに発揮する。
普通の女の子なら間違いのないドン引きぶりだ。
しかしながら里菜は普通の女の子ではない弘のうざいまでの解説にウンウンとうなずいたり時おり感心しながらDVD のアニメを食い入るように見ている。
さらには第1話のクライマックスのヒロインが魔法少女になるのを決意するシーンでは弘といっしょに目をうるうるさせながら夢中になっていた。
「お兄ちゃんはエンジェルに恋してるのね」
「この服を着てして欲しい。だめかな?」
「里菜にエンジェルの変わりができるかな?」
「いやいや。この服を着てくれるだけでいい」
普通なら振られてもおかしくない。
「里菜をエンジェルって呼んでいいよ」
「いいや。夏希って呼んでいいか?」
夏希はエンジェルの変身前の名前だ。
「いいの。お兄ちゃんの好きなように呼んで」



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