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不貞の代償
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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忘我1-3

 抱き起こされたとき両腕がだらりと垂れた。女の芯を抉りぬかれた奈津子は陶酔していた。もはや、されるがままであった。
 奈津子の体に腕を巻き付け、背後から貫いたままごろりと横になる。岩井が向いた方向は鏡、こちらの方向だ。荒い息を繰り返す奈津子の頭を腕枕に乗せた。発達した三角筋を盛り上げて華奢な肩口からのぞき込み、ゆっくりと腰を引いた。横臥の体勢の奈津子の腰もついいく。キノコのようなエラの部分で引っ掻かれているせいだ。もしくは膣がペニスを締め付けているのか……。
 岩井の心情にどんな変化があったのだろう、おどおどした態度は完全に消え失せていた。義雄には訳が分からない。
 片手をくびれた腰に添え、腰を引く。体をくの字に曲げた横臥の体位。岩井の脚が奈津子の両足ごと絡め取っているのでピタリと閉じている。義雄からは結合部は見えないのだが、ペニスを引き抜いたのは分かった。
 大きな顔を奈津子の頭上から覗かせ、口元をほころばせた。腰を僅かに前後させ注意深く操る。奈津子の体内で何かを探っているような動きだった。気持ちいいのだろうか、奈津子の唇が震えている。それを見て頬を緩めた岩井は悠々と腰を蠢かせていた。深い位置から浅い位置へと変化させ……。
 下から腕を差し入れ、蠕動する白い腹を手のひらで覆い、腕枕のまま奈津子の肩を抱き、小さな出没運動を行なっている。このあたりまで入っているとでも言いたげに腹に置いた手が動くたび、奈津子はあごを震わせた。岩井の腕も足も奈津子に巻き付いている。いとおしげに抱きしめているようにも見える。のけぞった頭部を岩井の肩に押しつけてきたとき、ぐっと腰を密着させた。
 奈津子の白い喉元が何かを飲み込んでいるような動きを見せた。奈津子の陰毛の中に指を潜り込ませ、結合部を確認する。
 奈津子は達しのだ。
 声を出さず、切なげな吐息を吐く。のけぞった動作だけで極みを表現した。唇を震わせ痙攣を続ける奈津子はまるで甘えているようにも見える。
 岩井は動きを止めなかった。奈津子を更なる深みに誘い込むように……。
 背を丸め奈津子の髪に鼻先を潜らせ、ひざを曲げ、ぴたりと両足をそろえた奈津子の腰を押し続けた。
「あはん……」
 舌足らずの声を義雄は聞いた。
 どれほどの辱めを受けると、あの巨根を肛門で受け入れられるのだろうか。義雄の小振りのペニスでさえ、きゅっと締め付けるほど狭い性器だってそうだ。ベッドの上に転がっているバイブレーターに目をやる。
 ――あれが、田倉の大きさ……。岩井のモノを見ていなければ群を抜く大きさに違いない。
 岩井が大きく動いた。上腕二頭筋を盛りあげて奈津子の片足をもちあげ、Yの形にする。奈津子の半開きの口から舌が見えた。
 黒光りするペニスが突き刺さっていた。数センチ残っているペニスを根本まで差し込むと、奈津子の首がガクンと揺れ、溢れたよだれが自分のあごを濡らした。それを見届けた岩井は腰をひねり始めた。巨根をぐっぽりとくわえ込んだ部分は岩井の剛毛で霞んでいる。
 歯を剥きだす岩井の視線は奈津子の顔と結合部を行き来している。腰を引くと毛まみれのペニスが膣の中から現れた。剛毛はべっとり濡れていたが形状記憶合金のごとく、たちまちピンピンと跳ね上がり元の状態に戻る。
 ――こんな物で毎晩田楽刺しにされれば……。その先の言葉を飲み込んだ。
 下村秘書のことを思い出す。彼女も同じように蹂躙されている。下村秘書よりも奈津子の方が拘束された時間は圧倒的に長い。その事実に愕然とした。
「先生……」
 鼻にかかった奈津子の声にハッとした。あのときの下村秘書のような……。


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