What do you think it is?-4
愛しくて仕方のない女の子をギュッと抱きしめた。
この腕の中から外に出したくなくて
誰にも渡したくない。
ゆっくり触れるようなキスをする。
唇を少し離して、乃恵の唇をそっと舐めた。
「乃恵。舌を出して」
俺の言った言葉に素直に出した乃恵の舌をそっと舌で刺激する。
そのあと我慢が出来なくなって唇を付けて乃恵の口内に
舌を差し込んだ。
ぐるりと口内を舌で堪能して髪をなでる。
「ん」
と、もらした乃恵の声に自信を持ってさらに舌を絡ませた。
「乃恵」
それでも、乃恵に後悔なんか1ミリもしてほしくなくて
もう一度確認のためにそっと顔を離して乃恵の表情を確認した。
もたれかかるような体制の中で。なんだか俺にすべてを預けてくれているような
そんな表情だった。
たまらなく愛しく感じたその気持ちのまま
「ごめん。止まれない・・・」
そういってさっきよりさらに激しくキスをした。
髪を撫でていた指先がゆっくりと降りて耳たぶを触る。
そのままラインに流れて首筋を愛撫して、鎖骨を確認した。
その手をなぞるように耳たぶを噛んで、首筋をなめる。
震えるような、乃恵の声をもっと聞きたくて
自然に手が服の中に入って行った。
ブラの上からゆっくりと撫でて
嫌がらないかを確認する。
夢中になっているその一方で、相手の反応を怖いぐらいに観察する。
乃恵に、いやな思いはさせたくない。