接近-3
蠢く欲望のすぐそばにいる事など想像だにしていない紗英は健太郎の説明に頷く。
「あ、そうか!分かった!あと、これは…?」
「ん?これはね…」
真剣に話を聞く紗英。健太郎の視線が落ち着かない事など気付いてはいなかった。スカートと靴下の間のナマ脚、胸元から覗く胸…、ふっくらとしたスケベな唇、色気のある声…。芹那の口で射精したばかりのペニスは早くも堅くなる。
(くっそ!こいつにかかったらいくらでも性欲が沸いてきちゃうぜ…。マジでスケベな女だ!ヤリてぇ…!代替えじゃダメだ!この女を抱きてぇ!)
本当はギャル好きでも何でもない。匂い立つ成熟した女体が堪らなく好きなのだ。いや、紗英がそういう女だからそれが好みなのかも知れない。健太郎は紗英が好きなのだ、昔から。もう10年以上も藤間紗英に夢中なのだ。35歳になった藤間紗英に、未だかつてない興奮を感じる。
悶々としながら書類を説明した健太郎。
「なるほど、そういう事だったんですね!ありがとう。」
紗英は頭を下げて感謝を表しデスクに戻って行った。
(陽菜でも芹那でもダメだ!やっぱあの女とヤラなきゃこの性欲は満たされないって事だな!もう我慢できない。抱くか…。)
健太郎は少しずつ紗英と親密になり、頃合を見て抱く計画を考えるようになった。
(早速藤間の事務服でオナニーしたいところだが、今夜は由衣とセックスしなきゃならないからな…。こうなると他の女は邪魔な存在だな…。でも小腹を満たすにはちょうどいい女ばかりだ。大事にしなきゃな。)
健太郎はひとまずは紗英の事務服を我慢し小腹を満たす事にする。
仕事を終え部屋に帰ると由衣がやって来た。部屋に招き入れる健太郎。由衣はどちらかと言うと大人しめの女だ。高卒で入社してきた新入社員。普段は肌の露出をあまりしない。間違ってもミニスカートなど履かない性格だ。しかし健太郎の気を惹こうと健太郎と合う時は大胆な服装をしてくる。今日はホットパンツにノースリーブ姿だ。肌の露出になれていない白い体が妙にいやらしい。健太郎はすぐさま由衣をベッドに押し倒す。
「由衣…、今日はどんな事を教えて欲しい…?」
顔を真っ赤にしながらも目を潤ませる由衣。
「由衣の知らない…コト…」
健太郎は優しく微笑む。
「たくさんあるからな…フフフ」
大人の階段を登り始めたはかりの蒼い肉体は健太郎の指先に開発されていくのであった。由衣の初めての男は健太郎だ。由衣の肉体はまさに健太郎の色に染められていくのであった。