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“魔”の代償〜狙われた人妻事務員〜
【熟女/人妻 官能小説】

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接近-4

 深夜2時、何度も訪れたエクスタシーに息を切らしてぐったりとベッドに横たわる由衣。まさに身も心もメロメロ状態であった。健太郎に開発される肉体は日増しに敏感になっていくのが分かる。添い寝しながらなおもまだ性器をいじってくる健太郎に顔をピタリと寄せ甘えるようにして体をビクッ、ビクッと反応させていた。
 「スケベな子だね…。」
そう言って唇を塞ぐ健太郎に顔を赤く染めながら喘ぐ由衣。巧みな指先にまたイカされてしまった。
 「丹野さん…、泊まっていってもいいですか…?」
健太郎は由衣の髪を撫でながら言う。
 「こんな時間に女の子を帰す訳ないじゃないか。」
その言葉が物凄く嬉しかった。由衣は健太郎に甘えるように眠りについた。
 翌朝、出勤前にもセックスをした。セックスしたての出勤に由衣は何となく恥じらいを感じる。事務服に着替えて事務所に入る由衣。健太郎と目が合いニコッと笑うと照れながら視線を外した。
 (ついさっきまで俺の前で股を開いてアンアン言ってたとは思えないよな…。くくく…。女は見かけによらないって本当だよな。)
そう思っていると紗英が机を拭きに来た。
 「おはようございます。今日もよろしくね?」
すっかり健太郎を頼っている様子だ。
 「ああ。よろしくされちゃうよ、いくらでも。」
そう言うとニコッと笑った紗英。明らかに親密さが増している。もしかして自分の事が好きなんじゃないかと勘違いしてしまいそうな素晴らしい笑顔であった。
 (もう少し話せるようになってからアタックするか。我慢だ、我慢。あの女は寝かした分だけ熟しそうだしな。)
焦らずにタイミングを見計らうつもりだ。紗英の後ろ姿をチラッと見て事務服の中の肉体を妄想した。
 色々と健太郎に聞きに来る紗英。段々と会話が増えていく。出勤時に車を降りて顔を合わせると挨拶以外の会話もするようになる。同い年という事もあり話しやすいのかもしれない。2人の間から堅苦しさは消えていた。
 「子供って可愛いい??」
 「うん。可愛いいよぉ〜。丹野さんも早く結婚して子供作ればいいのに。」
 「ハハハ!相手がいないからなー。」
 「またまたぁ!」
いい雰囲気になった。会社の男性の中で健太郎との会話が圧倒的に多い紗英。健太郎に対する高感度はかなり高いようだ。
 (本当はおまえを妊娠させてやりてぇんだよ!)
詐欺師の笑顔の裏でそう思っていた。



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