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“魔”の代償〜狙われた人妻事務員〜
【熟女/人妻 官能小説】

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接近-2

 健太郎が事務所から女子社員を連れ出すという事はどういう事か…、それは紗英以外の女子社員はみんな知っていた。身に覚えがあるから当然だ。しかしそれを昼休みなどで話題にする女子はいなかった。女のプライド、そして悔しいからだ。その為健太郎が手を出していない紗英だけは分からなかった。 
 何食わぬ顔で事務所に戻る芹那。一瞬芹那に視線を向けすぐにそれぞれ仕事を続ける。遅れて入って来る健太郎はそのまま陽菜の元へ向かう。
 「大島、この間の出張報告出したか?」
芹那といい事をしてきた事へのジェラシーを感じながら顔を向ける。
 「す、すみません…。まだです…。」
 「どうした?忙しいのか?」
 「い、いえ…。すぐ作ります。」
 「そうか。頼んだぞ?」
健太郎は陽菜の肩をポンと叩きニコッと笑って机に戻る。
 陽菜が報告書を遅らせたのには理由がある。それは仕事の怠慢へのお仕置きを期待しての事だ。夜、それをネタにお仕置きされるのが好きだった。それを理由に会える。抱いて貰える。アフターファイブの健太郎は争奪戦が激しい。だからみんなあの手この手で健太郎を争奪しようとするのだ。
 (あ…!)
健太郎からラインが来た。陽菜は気付かれぬようラインを見る。
 『ノロマな女だな。明日は覚悟しとけよ?』
その文面にゾクゾクする。陽菜はすぐさま返答する。
 『きついお仕置きをお願いします。』
そう返事した瞬間、すでにパンティを濡らしていた。明日の健太郎の体をおさえた喜びがたまらない。それからの仕事は殆ど手に着かなかった。
 「丹野さん、ごめんなさい。この書類なんだけど…」
紗英が再び聞きに来た。
 「ああ、これはね…」
書面に顔を寄せる紗英。健太郎の顔に接近する。意識するのは健太郎の方だ。まさか健太郎が女子社員の殆どを食い物にしているなんて思っていない紗英は書類に集中している。他の女子社員も社内で一人だけの三十路超えの紗英にギャル好きだと公言している健太郎が気を惹かれるはずはないと思いジェラシーは感じない。加えて当たり障りのない性格の紗英は女子からの反感を買いづらい人間だ。女子からの、特有の殺気はみんなからは感じなかった。
 (くそっ!芹那にヌイて貰って性欲収まったのにまたムラムラしてきた!たまんねぇよ、やっぱ。この女の匂い…。気持ち良さそうな唇しやがって!チンポ咥えられたら絶対気持ちいいよな…。それよりこの事務服…、ダメだ!我慢できねぇよ!また汚してやる!)
産休の間、紗英のロッカーから事務服は消えた。紗英の事務服でオナニーしたい欲望はたまりにたまっている。そしてようやく帰ってきた紗英の事務服。健太郎は再び紗英の事務服で秘密の快楽に浸る喜びを噛みしめていた。


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