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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 木曜日・具淫 〜-3

 残る箱はあと半分。 比較的大きい『6』の数字が穿たれた箱には『ペットボトル』が入っていた。
 500mL入りペットボトル。 さっきの人形より、さらに一回りサイズがある。 口の部分でクリトリスを覆い、上下に擦って喘ぐ生徒。 乳房で挟んで懸命にボトルをしごく生徒。 そんなクラスメイトを尻目に、ペットボトルの口を膣にあてる。 全部は無理でも、ボトルの先ならどうにかなる。 
 ズブリ、グニグニ……広がる膣口。 襞がピンと張りつめ、入口が縁のように撚(よ)れ始め、脂汗が額に浮かぶ。 絶対に自慰を続けてみせるという意地が、これ以上入りそうもない恐怖に浸食される。 甘い刺激に酔っていた心に、不意に現実が戻ってきたよう。
 結局勝ったのは後者だった。 3センチほど挿入したところで激痛が走り、私はそれ以上ボトルを咥えることが出来なかった。 方針を変えてクリトリスに押し当ててみたりしたものの、焦りもあって、高みに昇ることに失敗した。
 
 気落ちする私を他所に、教官は5分キッカリで合図をだす。 次の箱に入っていたのは『櫛(くし)』、髪の毛を研ぐ必需品だった。 今度こそとばかり、指で挟んで股間に押し込む。 櫛の歯が襞にかかり、ゆっくり挿入すれば丁度いい刺激だ。 4センチほど挿入してから小刻みに震わせていると、さきほど解決しなかった昂ぶりもあって、あっさり絶頂することができた。 
 『櫛』は私が一番早かったように思う。 他のクラスメイトは櫛で陰唇を引っかいたり、尻の割れ目をなぞったり、いろんな使い方で気持ちを高めていた。 私が見る限りでは、膣に櫛をいれる生徒とそうでない生徒が半々という感じだ。

 10ある箱のうち、最も小さい箱を開けるよう指示される。 私達は中から『歯ブラシ』を取り出した。 柔らかい毛先、しなるグリップ。 どうみても普通の歯ブラシにしか見えないけれど、歯を磨くことに使わせては貰えない。
 私の両隣、32番と34番はすぐさま股間に毛先を当てる。 片方の手で膣の上部から皮をめくり、ポロリと零れた赤い芽をブラシで擦る寸法だ。 いや、擦るというよりブラシで撫でるかのような。 クリトリスの根本まで刺激できそうで、確かにうってつけのよう思われる。
 けれども私には私のやり方がある。 敢えて毛先ではなくグリップを指で挟み、膣口へ導く。 ペンで体の中を掻いたように、こんどは歯ブラシのグリップで膣の襞をグリグリ捏ねる。 プラスチックの安っぽい感触も、膣壁にかかれば甘美な響きに早変わり。 連続する絶頂のせいですっかり蕩(とろ)けた私の膣は、酷使されて苦しくはあっても、中に何かが入っただけでピクピク感じるようになってしまっている。 ほんの少し動かしただけで軽い疼痛が拡散すし、結局クラスメイトに少し遅れはしたけれど、今度も膣で達することに成功できた。

 9番目の箱には茶色い毛むくじゃらの『たわし』が入っていた。 台所や浴槽こびりついた汚れを落とすため、力をいれて擦る道具。 それが『たわし』だ。 そういえば便座についた汚物を落すのもたわしだったっけ……自嘲気味に思い出す。 
性感とは似つきもしない道具を、けれども私たちは快感に繋げなければならない。 恐る恐る毛の先端で陰唇を撫でるもの、肛門に回すもの、乳首を擦るもの……クラスメイトの扱い方は十人十色だ。 まるで局部に付着した汚れを落とすかのように、尖った毛先を押しつけている。
 擦るのが主流な一方、私はといえばどうにかして挿入したい。 2時間目を通じて、自分がイきやすい場所がはっきりした。 クリトリスでも乳首でもなく、膣の壁、とくに天井だ。 入口より少し入ったところの、プツプツした襞を擦ることで、どんどん熱い塊が膨らみ、そしてはじける。 
 右手の指を総動員して、出来る限り膣口を広げる。 様々な道具で拡張されてしまった肉の壁は、つい先日まで直径2,3センチがやっとだったのに、ピッチリ伸びきった結果5センチ近くまで広がる。 冷静に考えれば哀しい肉体の変化だけれど、進歩といえば進歩なんだろう。 
 けれどもタワシを咥えるには、どう足掻いても役不足だった。 これ以上は拡げるのが痛くて、怖くて、もう無理だ。 仕方なくクリトリスや会陰を擦ってみたけれど、既に10回近く連続して絶頂した体は、一番達しやすい膣壁以外を弄ったところで絶頂できそうにない。 他の生徒が次々絶頂を告白する中、私は寂しく股間を洗い続けるだけだった。

 最後の箱に入っていたのは、2つの把手を縄で結んだ道具。 子供の頃に道端でよく遊んだ『縄跳び』だった。 しばし見つめる。 瞬きをする。 数瞬目を瞑って、また開く。 視界に入った『縄跳び』は、小さい頃の思い出ではなく、これから膣を慰める道具に変わっていた。
 ロープを跨いで会陰を擦る、乳房を縛って揺らす、ロープをお尻の割れ目に喰い込ませる。 様々な使い方に対し、私は片方の把手を膣にさす。 どんな道具であっても、膣の天井に触れさえすれば、私は絶頂に達してみせる。 捻じ込んだ把手をクイクイ回し、私は大きな声で『絶頂許可願います!』と、誰よりも早く教官に請い、首輪を赤く灯らせた。

 時計の針は10時33分。 あと2分で2限が終了を迎える。 1限に続き、連続して絶頂することばかりに集中したせいで、頭に靄がかかったように。 既に刺激を止めたというのに、身体の奥の火照りは消えず、痺れが残ってじんじんする。 頭も体もばかになってしまったみたいで、ちっとも思う通りに働かない。 
 
 ふと足元を見ると、椅子にできた水溜りが溢れ、床まで汁だらけだ。 それだけじゃなく、あちこちの椅子から零れた体液が重なって、まるで教室が洪水だ。 これだけの汁をたった数十分の間に35人で分泌した。 信じられないけれど、疑う余地はない。 もしも『チツマンコ汁製造機』があるのなら、まさに今の私たちが該当する――そうこうするうちに、教室に区切りを告げるチャイムが鳴った。


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