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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 木曜日・講話 〜-1

〜 木曜日 ・ 講話 〜

 
 私たち35人が、お互いに顔と名前(番号?)を知り、学園の洗礼を浴びた月曜日。 朝から晩まで排泄器官を嬲られ続けた火曜日。 容赦ない打擲で肌を磨かれた水曜日。 今日が4日目だ。
 時刻は8時15分。 はしたなく膝を開いて椅子に座ってチャイムを待つ間、数人のクラスメイトと視線があう。 これまでは慌てて逸らすだけだった私だけど、そっと回りに気づかれないように会釈してみた。 そしたらみんな、同じように小さな会釈を返してくれた。 コクンと頷いてくれただけだけれど、すごく勇気づけられる。 これから訪れる講義には、私1人が苛まれるわけじゃない。 Cグループ2組のみんな、35人全員が一生懸命に堪える運命を共有している。

 沈黙が支配する静かな教室。 言葉を交わせば叱責されるのは目に見えている。 言うまでもなく過度な馴れ合いも禁物だし、するつもりも、度胸もない。 それでも私達の間には、友達とはいかないまでも、お互い頑張って耐え抜こうという、連帯感が芽生え始めているような……そんな気がした。

 定刻通りにチャイムがなり、間髪おかず教官が姿を現した。 昨日と全く同じ、ベージュのスーツにピンヒール。 表情が読み取れない人形のような、乾いた瞳だった。

 委員長の号令に続き、点呼を取る。 みんな予想していたことだ。 瞬時に腰をがに股に落し、誰1人詰まらず自分の番号を凛と叫んぶ。 教官を見上げると、つまらなそうに自慰の指示がきた。 昨日だけかと思ったが、おそらく朝の恒例になるんだろう。 ササッと机に登り、腰を掲げ、教官から一目で全てが――膣は当然、肛門から乳首まで――わかるよう股間を広げた。 はじめの合図が下って、昨日の22番に倣い『無様なマンズリをご笑覧ください!』と唱和した私達は、一斉にクリトリスをしごく。 もちろん合いの手は忘れない。 『クリクリすこすこ、クリすこすこ……』のみっともない掛け声を続けつつ、絶頂間際に昇ってきたところで『絶頂』の許可を請い、ビクンと震えながら首輪のランプを赤く灯す(各自が絶頂すると、首輪のセンサーが反応して赤ランプが点灯する)のだ。 イった振りは通用しない。 真剣に絶頂するしか道は用意されていない。 素早い生徒は既に首輪を赤く明滅させている。 ようやく指の動きを加速させる生徒もいる。 私はといえば、丁度昂ぶってきたところで、摘まむ指先に力を籠め、最後の頂き目指して擦り、しごく。 そうして自慰を始めてから3分ほどで、膣から愛液を迸らせることができた。

 幼年学校時代は自慰自体を知らなかったのに。 それなのに、学園入学準備に参加した合宿で、いつの間にか簡単に達するコツを掴んでしまった。 規定通り人前で絶頂できるのは、学園生としては誇らしいことなんだろうけれど、1人の人間としては、これは……。 熱い塊が込みあげて、全身をビクつかせながらオーガズムを放つたび、恥ずかしさに顔が火を噴くように熱くなる。 その理由は決して快感の余韻に火照っているだけでは決してない。

 自慰を終えたものから順番に机から降り、静かに椅子に腰を下ろす。 本来なら快感と倦怠感に浸りたいところだけれど、そんな甘えはとっくに捨てた。 人前で絶頂という恥をかいたところで、瞬時に平静へと切り替えなければならないことが、学園生徒の要件だ。 

 5分足らずのうちに、机の上で股座を開いた私達は、全員元の椅子に戻る。 どうやら教官の許容範疇だったようで、誰1人追加で指導されることはなかった。

「1限が始まるまで時間があります。 せっかくなので、少しだけ『学園』をでてからの『社会』について教えてましょう」

 常に唐突な指示を出してきた教官に戸惑う。 教官に対するイメージは、確かに『担任』ではあるけれど、教えてくれるイメージとは程遠かったからだ。 一体、急にどうしたんだろう。 私たちが注視する中、教官の物腰が穏やかで、逆に不安になる。 
 これまでとは雰囲気が少し違う。 教官が私達に話すとき、これまではずっと『見下ろされている』感覚があった。 それが今、教官は両手を教壇につき、身を乗り出すように正視している。 



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