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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 木曜日・講話 〜-2

「『社会』で出ると、仕事があります。 畜産業、サービス業、飲食業、芸能業、娯楽産業……どれをとってみても、とっても大切な仕事ですね。 就業するにあたっては、様々な特殊機器を使う場面や、免許・資格の取得が要件になる場合があります。 そういった場面では、おまえ達は『自分自身』を証明しなければなりません。 わかりますね」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 口を揃えて返答するも、何が何だかサッパリわからない。 
 私達が『学園』について知っていることは、ただ1つ。 まともな生活をするためには、学園卒業が必須であることだ。 学園に入学できなかったヒトは『モノ』として扱われ、社会の素材に貶められる。 学園を中途退学したヒトは、最下層の人足として僻地で一生を終える。 学園を卒業し、さらに連綿と続く試練に耐えてこそ、自分の夢を叶える可能性が与えられる。 
 漠然とした『幸せな未来』のイメージは、学園卒業の向こうにしかない。 それが私達に共通する、学園に対する服従の根源じゃないだろうか。
 
 卒業後の仕事、つまり『進路』自体には何のイメージも持っていない。 それでも、わかっているかと聞かれれば、理解しますと答えざるをえなかった。

「例えば与えられたパソコンの電源を入れるとき、例えばエレベーターを呼ぶスイッチを押すとき、例えば車のエンジンを掛けるとき……その行為主体が自分であり、有資格者なことを証明する場合、基本的におまえ達はマスターベーションする必要があります。 しかも単にオーガニズムを感じるのではなく、決められた種類のオーガニズムと姿勢でなくてはなりません」

 ……?
 既に全くついていけない。 

「エレベーターを呼ぶ場合は、片手でボタンを押しつつ、もう片方の手でケツマンコを弄り、達するよう決められています。 クリトリスで達したところでエレベーターはやってきません。 おまえ達のイニシャライザー……イニシャライザーについては説明がいるかもしれませんね。 オーガズムを感知する機器で、学園では『首輪』がその役目を果たしています。 卒業後は主にブレスレット型やペンダント型といった、アクセサリーを模したイニシャライザーが貸与されます。 首輪と比べて感度が倍、精度が5倍といったところでしょうね。 ちなみに私も貸与されています。 ヘアバンドに留めている、このピンが教員のイニシャライザーです」

 ……??
 ただでさえ小声で、しかも早口なので、単語は耳に残るものの、それだけだ。 イニシャライザー……? よくわからないけど、私達の首輪がどうだというんだろう。 私が知っているのは、絶頂すると首輪が赤く光ることくらいだが、他にも役目があるらしい。

「説明に戻ると、イニシャライザーが正しくオーガズムに達したことを感知し、周辺機器に電波を飛ばします。 その電波を受けた機器でなければ、いくら操作が正しくても作動しません。 社会人の牝がエレベーターを呼ぶには、ボタンを押し、操作している主体が社会人であることをイニシャライザーで証明する、つまりケツマンコで達する必要があるわけです。 どの操作に対し、どのようなオーガズムで自己証明すればいいかは、社会に出てから学べがいいことでしょう。 ただし、いついかなるときでも自在に自分を証明するためには、きちんと人前で正しくマスターベーションできるようになることが必須です。 卒業するためはもちろん、社会人として生きていく上で、です」

 みんな、背筋をピンと伸ばし、大人しく教官の言葉に耳を傾けている。
 とはいえポカンとした表情ばかり。 きっと私と同じで、何が何だか分からないのだ。 唯一違うのはクラスの委員長、22番。 彼女だけは蒼ざめた唇をキッと結んでいた。

「職種にもよりますが、平均社会人牝のオーガズム回数は、1日あたり20回と言われています。 私は社会人2年目ですが、だいたいその倍くらいですか。 まだ社会人経験が未熟な立場ので、どうしても回数が嵩(かさ)んでしまいますね。 担任という職種に自慰が特別多いわけではありませんよ。 平均20回という数値は、妥当なところだと思っています。 つまり、お前たちも遅かれ早かれ、それくらいの回数をこなせるようになる必要があるわけです。 学園で自慰を重視するには、ちゃんとした理由も必然もあるんですよ。 ただ回数を増やしてもだめだし、やみくもに弄ればいいわけじゃないし、無暗に浸っていいものでもありません。 マスターベーションについて、最低限、そこのところは理解しましょう。 いいですか」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 みんなに合わせて返事をするも、だめだ、話に頭がついていけない。 何か大事なことを言っている気がするんだけれど、一度絶頂した気怠い脳細胞では手に余る。 ただ、どうやらマスターベーションが社会に出てからも役立つような、そういう事をいっているのは何となくわかった。



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