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琴美のフェティシズム
【学園物 官能小説】

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見抜かれて-2

ドアを3回ノックすると、「どうぞ」と声がする。

「失礼しまーす。」と中に入ると、イケメンの女性内科医が優しい笑みを浮かべながら私に近づいてきた。

「よく来てくれたね、ありがとう。さ、こっちにきて。」

奥にある個室に案内されると、そこにはベッドとタオル、何やらお湯の入った桶のようなものが用意されていた。

「とりあえず、上半身に身に着けているものはブラも含めて全部取って。肩マッサージするのに邪魔だからね。」

「はい。」

何にも疑うことなく、私は制服を脱ぎ、ブラを外して籠の中へと入れる。

「そこに横になって。」

ベットにうつ伏せになっていると、温かいタオルが私の背中と肩に置かれる。

「これでね、皮膚を柔らかくするんだよ。一応胸もね。」

しばらくした後で、仰向けになり、胸にもタオルを押し付けられる。

タオルは出したばっかりなのか、生地が柔らかくて胸当てたら気持ちよさそうとか、考えていたが、この人は自分の性癖を知らないし、ただのマッサージだから、そんなことを考えるのは不毛に思えた。

皮膚が良い感じまで温まり、私はうつ伏せになる。

すると、ドロドロしたものが私の肩へと流れてきた。

甘い匂いが鼻を刺激して、思わず私は「はちみつ…?」と言った。

内科医は、あははと笑って、

「その通り。このはちみつはちょっと変わっていてね、美容効果があって肌に直接塗っても良いものなんだ。君の肌が綺麗になるよ。」

「そうなんですか!なんか、色々とありがとうございます。」

内科医の手が私の肩や背中を刺激して、心地良くなってくる。

肩についていた硬い何かが剥がれていくような感覚で、身体に良いことをしているっていう気持ちになってきた。

肩を入念にマッサージした後、内科医の手は背中を中心としたものになった。

すると、内科医の手は脇腹らへんに伸びて、私の横の胸も刺激された。

「んっ…」

私は不覚にも声を漏らしてしまった。本当に胸は敏感過ぎるので、ただのマッサージならば手を触れないで欲しいような欲しくないような。

気持ちが良ければいいのかもしれないなんて、変なことを考えてしまった。

そう思っていた矢先、「あ、そうだ。仰向けになって。」と言われ、私はまだはちみつのついていない胸を上に仰向けになった。

「胸もマッサージしてあげるよ。君は綺麗な胸をしているし。美乳マッサージみたいな感じで、胸の形を綺麗に保てるマッサージなんだけどさ」

私は正直困っていた。ただでさえ、今横乳を触られただけでも変な気分になりそうだったのに、バストマッサージなんてされたら、本当に気持ち良くなってしまうかもしれない…。

「だ、大丈夫ですよ。肩の凝りも取れたし、そんなことしてもらわなくても…。」

相手に気を使って、曖昧な断り方をするとどういうことになるのか。

「いや〜遠慮しなくていいよ。まだ時間あるんでしょ?それに…君の胸は、柔らかくて気持ちいいしね。」

時間があるんでしょ?と言った後の内科医のセリフは、上の階の合奏部の演奏で掻き消されてしまい、聞き取れなかった。

「ま、私に任せて!」

どさくさに紛れてはちみつのついた両手で私の胸を触ってくる。

ただのバストマッサージだし、大丈夫、と私は内科医のマッサージを受けることになった。

はちみつの入ったデキャンタを持った内科医は、私の胸に大量のはちみつを流し込む。

この甘い匂いとベトベトした感覚は、ローションを彷彿させて、なんだか変な気分になってくる。

バストマッサージのアダルトビデオの光景と自分の今の状況が大差ないことに、内心恐怖とこれからどうなってしまうのかという不安が入り混じっていた。

私の胸と鎖骨にかけて全体的にはちみつを万遍なく塗ると、胸の上の部分のマッサージが始まった。

ベトベトのハチミツと、内科医の手の体温、何より小刻みに揺らされている私の胸。

やはり断っておけばよかったと自分の考えの甘さを呪った。

油断すれば声が出てしまいそうで、それでも息遣いは隠しきれない。

内科医は真剣な表情で私の胸を見つめている。私の性癖のことなど知らず、容赦なくマッサージを進めてくる。

いつもオナニーをしている感覚の時みたいに胸の奥が熱くなるような感覚なのか、内科医の手の体温のせいなのか分からない。

でも、確実に私は徐々に気持ち良くなり始めていた。



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