投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

『Twins&Lovers』の最初へ 『Twins&Lovers』 8 『Twins&Lovers』 10 『Twins&Lovers』の最後へ

『Twins&Lovers』-9

「あっ、きゃ、きゃ――――――――――っ!」
 びくびくと、ひとみの腰が跳ねる。そして、なにかが溢れるように、純白の生地は一層の透明度を増し、桃色の部分を透かしてみせた。
(濡れて……)
 これが、そういうことなのか、と勇太郎はしみじみ思う。今までの愛撫を、ひとみの身体はしっかりと受け入れてくれていたのが良くわかる。その下着は、もはや布ではなく、水をしみこませた紙といってよいほどの透明度を誇っていた。
「見たいよ……」
 勇太郎は、ひとみに囁く。初め、躊躇したものの、ひとみは、
「ん……いいよ…」
 と、自ら、下着を取りやすいように膝を伸ばした。
 勇太郎は、下着に手をかけ、ゆっくりとずらしていく。銀糸を間に何本もきらめかせて、ひとみの下着は護るべき対象から離れていく。その幻想的な光景に息を呑んだ勇太郎だったが、覆いを除かれたひとみの全てを目の当たりにしたとき、それを上回る衝撃を視神経に焼き付けた。
 なんと、綺麗なことだろう。まさに神聖なる果実。
 中央の僅かに開いた部分から溶け出る蜜は、桃色の襞に絡みつき、ぽたぽたとシーツにこぼれている。そして、僅かにのぞく、固そうな果芯。
 あまりにも、あまりにも清浄にして淫靡な花の姿を、勇太郎は我を忘れて見つめていた。
「は、恥ずかしいよ……」
 その凝視に耐えかねて、ひとみが身体をゆする。膝を勇太郎に抑えられ、両手を拘束されているいま、自分の花びらを隠すすべはないのだ。
 勇太郎は、さらに顔を近づけ、神聖さを湛える泉に口をつけた。
「んあぁ、そ、そんなトコ――――……っっ」
 今までのものをはるかに越える嬌声。泉はさらに奥から甘露なる蜜を沸き立たせる。
 ぴちゃり、ぴちゃりと舌をスジになぞって往復させる。声にならぬ声をあげながら、ひとみは快楽を貪った。
「ああん! あっ、あっ、あっ、ああっ!!」
 びくびくと腰が震えると、ぴぴと蜜をこぼす。微かな尿臭も気にならないほどに、勇太郎の神経は昂ぶり、さらなる舌の愛撫を施す。
「もっ、もっ、やっ、あっ、あっ、あくっ、あきゅっ、んくっ、んきゃっ!」
 断続なく響く、ひとみの喘ぎ。そして、突然、それは来た。
「――――――――――っっっっっっっっ!!!!!!!」
 ぷるぷる! と花びらがわなないたかと思うと、びゅうと愛蜜を迸らせ、ふいに、跳ね上がったひとみの腰がしばらく滞空したかと思うと、そのままゆるやかにベッドに沈んだ。
「あ、ああ………」
 女の絶頂。男のそれとは明らかに違うその美しさに、勇太郎は痺れた。
「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ―――――――」
 胸を上下させ、荒い息を繰り返すひとみ。やがて、僅かにその息づかいが平静なものになると、ますます潤んだ瞳を勇太郎に向けて、
「あなたが、ほしいよ、ゆうたろう・・・・」
と、掠れた声で言うのだ。
 勇太郎の意識は、理性を超えた。
 勇太郎は、身についている全てを脱ぎ捨てる。スポーツに通暁しているわけではないので、筋骨たくましいとはお世辞にもいえないが、それでも若者らしい贅肉の少なさと、色の白さが魅力と言えた。
 逆に、おぞましいまでにそそりたつ彼の股間に生えた肉の剣。赤みを帯びた肌色の剣は、望んでそれを迎え入れんとする鞘への挿入を心待ちにしていた。鈴口から溢れる透明な液が、剣をますます鈍く輝かせ、準備は万端と教えている。
 勇太郎は、しかし、はやる心をおさえ、ひとみの唇を塞いだ。あとの言葉は不要だ。逆にひとみを不安にさせる。
 勇太郎は、剣先を花びらにうっすらと見える凹みにつきたてた。びくりとわななくひとみの体をそっと支え、剣先を推し進めようとする。が、しかし、思うように挿入はならない。ヌルヌルしたお互いの肉が、全く意図するところは別のほうへ力を流してしまうのだ。
 それに、実際に女性器を間近で見た勇太郎には、肝心の膣口がわからないのだ。


『Twins&Lovers』の最初へ 『Twins&Lovers』 8 『Twins&Lovers』 10 『Twins&Lovers』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前