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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-32

「あ、ああ……」
 内腿を伝い、ソックスを汚してしまうほどに濡れた花園。その花園にあてがわれた勇太郎の肉剣は、まるで、吸い込まれるようにして、泉の中に沈みこんだ。
「んあぁあぁぁぁぁぁぁ!!!」
 沸き起こる雌獣の叫び。そして、俄かに収縮する鞘。まるで、勇太郎の肉剣にあわせるが如き動きで、その剣を収めるのだ。
「やっ……す、すごい、すごい、すごいのっ!!」
 ひとみが喘ぐ。
「ちがうとこ、こすれて……あんっ、きゃんっ、んあんっ!!」
 二人にとって、後背位は初めての経験だ。いつもは、正常位を中心に、座位、騎乗位と、向かい合う体制が全てだった。
「あっ、やぁっ、うあっ、うぁん!! すごい……すごい……これ、すごいのぉ!」
 ひとみの喘ぎは、これまでのものとは比較にならない。勇太郎に突かれている部分は、対面になるいつもの体制では、決して攻められることのなかった場所なのだ。
 それは、勇太郎も同様だ。肉の締まり方が、これまでとは違う。根元まで挟み込むようにしてひとみの下唇が蠢き、絡みついてくる。
(これは…!)
 たまらん。切にそう思う。未知なる快楽を、垣間見た思いだ。
 新しい快楽の発見は、このうえもなく二人を昂ぶらせる。

 ぐじゅ、ぐじゅ、ぐじゅ、ぐじゅ―――――。

 腰を打ちつけるごとに淫らな水音がはね、糸をひいて床に零れ落ちてゆく。
「いっぱい…いっぱいなの!! ゆうたろのが……あっ! あんっ! あんっ!」
「くぅ……う……」
 もっと、ひとみの中を愉しみたい。そのはずなのに、腰が言うことを全く聞いてくれない。
狂った獣のように、ひたすらに、ひとみの花園を犯す、犯す、犯す。
「あっ! あぐっ! うぅっ! んぐっ!」
 だらだらとひとみの口から唾液がこぼれる。
「ひぃぃぃ!! だめ、だめ、だめ!!」
その瞳は、もはや焦点が定まっていない。
「おかしくなるぅ! おかしくなるよぉ!! ………あっ!」
 ふいに、ひとみの甲高い声がしたかと思うと――――

 ぷしゅっ、ぷしゅっ、ぷしゃあっ!!!

結合部分が黄色い潮を吹いた。………失禁したのだ。
腰も抜けんばかりに躍るその快楽に、ひとみは理性の全てを奪われている。
「あぁうぅ! ああっ! ああっ! ああっ! ああっ! あうああぁぁぁぁぁぁ!! もう、もう、もう――――――!!」
 ひとみの中が、痙攣する。同時に、勇太郎の肉茎もはちきれんばかりに膨らんで……
「イっ―――――!!!」

 プシャアァァァァ!!

 黄色い噴水が、ひとみから、放出された瞬間、
「く!!」
 勇太郎は、その熱い液体を股間に浴び、全ての血流が集中した肉剣の力を解放していた。

 びゅ、びゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅ!!!

「あ、あつい! あつい! あっ! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――――っっっっっっっ!!」
胎内に撃たれた、熱量を持った数億単位の白い弾丸と、反り返ったひとみの咽喉から迸る、断末魔の雌獣の声。
それを解き放った勇太郎は、これまでにないほどの猛烈な射精感に、いつまでも酔いしれていた。


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