『Twins&Lovers』-155
「ね、こっちに、ひとみのを……」
「？ ………あっ、うん……あ、まって……脱ぐから……」
ひとみはジーンズに手をかけするりと脚から引き抜いた。引き締まっているが、瑞々しい二の足が露になる。そして、その付け根にある彼女らしい真っ白なショーツが、目に映えて眩しかった。
ショーツはそのままに、太股で勇太郎をまたぐようにしてひとみは身体を反転させる。
「………」
目の前に来た白い肉厚の部分には、既に筋のような痕が滲んでいた。
「もう、濡れちゃって……」
「あ、あんっ……ゆ、ゆうたろ……」
その部分をなぞるように指を這わせた。とろけるような柔らかさが指先を覆い、その感触が全身にも伝わってくる。
「あ♪」
悦びを伝える吐息が、瞳の口から零れる。
ひとみの恥部を目の当たりにした刺激を受けて、勇太郎のモノが再び屹立の度合いを高めたのだ。さすがは、勇太郎専用のマガジンラック。あっという間に、白弾の装填を終えてしまった。
「んふふ……いただき、ます………」
はむり、と口いっぱいに頬張るひとみ。亀頭が再び粘膜に包まれたとき、勇太郎の指先が触れていたところの湿り気がわずかに増えた。
「ん……んむ……ん、んっ…んふ……んんぅ……」
指をうねうねと動かすと、喉の奥から零れてくる熱い息で亀頭が刺激をうける。その微妙な連関が、さらなる愉悦を生み出した。
「く、くむっ」
「つ」
亀頭を、噛まれた。指を少し、深く柔らかい溝へ沈めたときに、固くて鋭い感触が繊細な粘膜に突き刺さった。
「あ、ご、ごめ……、あっ、んあぅ、やっ、やぁっ！」
お仕置きとばかりに指で溝の中心を掻き出す。口を離したが最後、ひとみは喉から溢れる愉悦の声を抑えられず、勇太郎の指使いに従って鳴き声を挙げた。
くちゅ、くちゅくちゅ……。
鳴いているのは上の唇だけではない。そして、涎を垂らすのも……。
「べとべとだ……」
「あっ、いやっ……そんなこと……ん、んあっ」
布の端から指を入れてみた。
吸い込まれるように、つるり、と熱いぬかるみに指をとられる。そのまま、ぬかるみの部分を掻き回すようにして、勇太郎はひとみを愛した。
「あ、あんっ………は、はむ……んふ……ふ、ふぅぅっ……は、はぁっ…」
勇太郎に負けじと亀頭を咥えてみるが、腰から駆け上がってくる痺れに呼吸が整わず、つい口を離してしまう。その隙を突くようにして勇太郎の指がさらに深いところを刺激してくるので、ひとみはいつしかその快楽に身を委ねるようになってしまった。
ぴちゃ…ぴちゃ、ぴちゃ。
奥から湧き出る自分の淫らな雫が、ショーツに染みていく。そして、勇太郎の指を濡らしている。
「あっ……や……」
自分の陰唇と中身を掻きまわしていた指が遠くへ離れていった。それを責めるように腰を振り、ひとみは続きを催促する。
「………」
勇太郎はやめたわけではない。透明度を増すショーツの中央部に視神経を刺激され、その中身を確認しようとして愛撫を止めたのだ。
「あっ」
するり、と膝の辺りまでショーツが下ろされた。冷たい空気に、熱いぬかるみが直にあたって、ひんやりして気持ちがいい。
「すごいな……湯気が、でてるよ…」
「え、嘘っ……」
もちろん、嘘である。しかし勇太郎は黙ったままだ。
「や、やだっ……見ないで、見ないで……」
今度は、羞恥に腰を振るひとみ。自分の爛れた媚肉から、もわもわと白いものが漂っているとしたら、それはなにか不潔な感じがして嫌だと思ったからだ。