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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-115

「あ、ジロー……」
 指に導かれるように、サキの手は蠢いた。
「ん、んん…………」
「へへ、その気になってきたか」
「ばか……」
 羞恥に顔が熱くなる。しかし、指は止められない。
「ん……あ、あ………あふ……」
「いいぞ………指、とめるなよ……」
「あっ」
 重くなったブラウスが剥ぎ取られ、
「あ、あぁっ!」
 手のひらが、乳房の下に添えられて、そのまま上の方に揉みあげられた。

 むにゅ、むにゅ、むにゅ……。

「やらけえな」
「ん、んんっ……は、はずかしいよ………」
「ほら、指、とまってるぞ……」
「………」
 言われるままに、陰唇をまさぐる。空いた左手もその部分に添えて、両手で敏感なところを責める。

 くちゅ、くちゅ、くちゅ……

と、淫靡な響きが、漏れていた。
「けっこう、慣れてる感じだな。いつも、してるのか?」
「そ、そんなこと……」

 むにゅり。

「あ、あうぅ――――……」
「サキ、教えてくれよ……」
 耳もとにかかる、ジローの吐息。揉みしだかれる胸とともに、甘い痺れが触れられている部分からひっきりなしに溢れてくる。
「し、してる……いつも、してるの」
「なにを?」

 むにゅ、むにゅ。

「あ、あああ! ………オ、オナニー……を。ん、あぁぁぁ!!」
 耳たぶをかまれた。か、と体中が熱を放出する。
単調な動きだった、股間の指が、いつも自分がするように、乱れた激しいものへ変わっていた。
「どれくらい?」

 くり。

「ひ、ひぃぃぃ!」
 下着越しに、屹立を始めていた両の乳首を摘まれた。
「ま、毎晩よっ! ほとんど、毎晩!! あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁ!!」
 くにくにと神経の集中した部分を責められ、たまらず喘いで悶えるサキ。
「毎晩………ね……おまえも、相当スケベだな」
「いや……恥ずかしい……」
「スケベ同士……いいことじゃないか……」
 ちゅ、と頬に口づけてからジローは、背中にある留め具に手を廻してそれを外し、乳房を濡れた布地から解き放った。
 外気に触れて、まるで湯気でも出てきそうなぐらい、乳房が熱を持っている。
「毎晩、どんなことを考えながら、してるんだ?」
 耳元に口を寄せ、荒い息づかいでジローが問う。やわやわと乳房を弄びながら。
「ん、ん………ジ、ジロー、に……」
「おれに?」
 はぁ、はぁ、とこちらも忙しい呼吸。その合間をぬうように、サキは言葉をつなげてゆく。
「ジローに……触られたり……してるところ、とか……」
「光栄だね……こんなふうにか?」

 むにむにむにむに!

「ああぁぁっ! そ、そうぅ!! あっ、あっ、あっ、んあぁぁぁ!!!」
 頤をそらせて、激しく喘ぐ。
「ずっと、ずっと、ジローに、抱いてもらいたくて………あ、あうっ! ……触って欲しかったの! あぁぁぁぁ!!!」

 ぐちゅ、ぐちゅぐちゅ……。

サキがいじる股間から、熱い水だまりの音が響く。


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