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「高校生ヒロシ17歳」
【熟女/人妻 官能小説】

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「高校生ヒロシ17歳」-33

一週間ほどして会社に電話して畑山さんを呼び出した。
「今、会社の近くの喫茶店にいます。仕事が終わったら直ぐに会いたい。」
と伝えたが今日は用事があって行けないと言う返事だった。
「大事な話です。ダイヤのリングの件です。来ないと後悔しますよ。」
それだけ言って直ぐに切った。来る。必ず来る。
「なによ。わけのわからない事言って呼び出して。ちょっと優しく接してやったら
これだからチェリーボーイは嫌だわ。」
「いや。正木家で指輪が無くなって探し続けているんです。
前の家も新しいマンションも隅から隅まで探したが見つからなかったようです。
警察に紛失届けを出そうかと相談されたのでもう少しよく探してみようと
止めています。なければ盗難届けを出そうと考えている様です。
そうしないと警察は本気で捜さないからね。
今、僕にリングを渡してくれたら誰も傷つかないように処理しますから
出してください。あの日ダンボールの上に僕は置いたんです。」
「あなたは私が盗んだとでも言うの。何処にそんな証拠があるの?」
「どうしても出さないならこの映像を警察と正木係長に見せます。」
見せたスマホには指輪を急いでポケットに入れる結衣さんがはっきりと
録画されている。ブルブル震えだした結衣さんがポケットからリングを
取り出し「本当に穏便に済むようにしてね。表ざたになったら婚約も解消だし
この会社にも居れないわ。山口君だけが頼りよ、よろしくお願いね。」
「OK分かった。でも僕にお礼も忘れずにね」
「分かったわ。シティホテルのディナーでもご馳走するわよ。」
その日はメルアドとダイヤルを教えあって分かれた。
翌日、結衣さんにメールした。
「健太郎がオモチャだと思って持って帰ったことにして無事決着をつけた。
でも健太郎は俺が盗んだと思っているだろう。結衣さんを守るためには
それも仕方がないが親友にそう思われるのが辛い。そしてとても寂しい。」
「そう。どうもありがとう。助かったわ。あの録画消してくれるなら私が慰めるわ。
明日一緒に食事でもどう?」
「じゃ、5駅先のオーシャンってイタ飯屋のパスタが食いたいな。
えっオーシャンの場所?駅から5分ほど歩いたところにブルーシャトーって
派手なラブホがあってその並びだよ。今日中に地図を送るよ。
嬉しいな。彼に会うつもりで綺麗にしてきてね。」



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