「高校生ヒロシ17歳」-3
「ただいま、母さん朝飯食ってないんだ。頼みます。」
「分かった、今トースト焼くから食卓で待ってて。」
やがてトレイにコーヒー、トースト、スクランブルエッグを乗せて
母が現れた。ちょっとセクシーなワンピースに着替えている。
「健太郎がお前のお母さん美人だから羨ましいって言ってたよ。」
「褒めてくれてありがとうって言っておいて。向こうののお母さんも
とっても綺麗な人だと思うわよ。」
3日後健太郎からメールが入った。
放課後健太郎の家に寄って荷物を受け取った。
自室に入りドキドキしながら包みを開いた。
注文通りの品が2点入っているのを確認してから
近くの家電量販店に行き同じタイプ、同色のシェーバを買った。
それを風呂場の脱衣所の棚に置いて充電を始めた。
調べられても普通のシェーバを充電しているだけだから恐れることはなかった。
シェーバが脱衣所の一部になって違和感を感じさせなくなるまで1ヶ月とふんだ。
母が浴室に消えた。多分シャワーだろう。
大急ぎで寝室に入りナイトスタンドの根元にコンセントを挟んだ。
ベッドとの狭い隙間の下のほうなのでばれる心配ないだろう。
部屋に戻ってスピーカーを聞いてみたが音は聞こえず確認は出来なかった。
早速スピーカーをパソコンに接続し音声を録音できるように改造した。
シャワーから上がった母が俺の部屋に入ってきて
「かみそり買ったの?浴室にあったけど。」
「そうなんだ。
防水型で石鹸剃りが出来るので入浴した時に使おうと思ってるんだ。」
シャンプーの匂いのする母のスッピンも見慣れてはいたが
改めて綺麗だと思った。
ワンピースの下はショーツが透けて見えるだけでノーブラだ。
平気で乳首のポッチを見せている。
昨日から俺の目がオスの目になっていることを気付く筈もない。
階下に下りる母の足音を確認してスピーカのスイッチを入れた。
バタンとドアの閉まる音がし、着替える母の衣擦れの音まで聞こえた。
よし。大丈夫だ。