「高校生ヒロシ17歳」-19
「大丈夫。約束は守るよ。でもあの写真とビデオ
博史君が欲しいって言うからに上げちゃんたんだ。
今から行って消去して貰うよ。友達だから大丈夫だよ。」
お母さんはそれ聞いてがたがた震えだした。
「健太郎。なんてことをするの。あれが世間に漏れたら私は離婚。
家庭崩壊よ。あなた自身も不幸になるのよ。」
「分かってるって。任せておいて。」自宅を出た。
博史にメール。「予定通りだ。君の計画通りに進んでる。今から行く。」
「こんばんわ。お邪魔します。」
お母さんが出てきて
「いらっしゃい。博史は部屋にいるわ。どうぞ入って。」
昨日の相手は僕だとは夢にも思っていない。
僕の見た目や振る舞いが子供っぽいからだろう。
真面目な高校生だと思っている。
「ママ。最初はとぼけていたけど君の言う通りやったら白状したよ。」
「健太郎。いいもの見せてやろう。」
浴室の着替え室での麻紀子のストリップだ。
健太郎は下半身にテントを張って賞賛の言葉を連続している。
3日分位見せたところで彼のスマホが震えた。
心配したお母さんからだと直ぐに分かった。
「どう?大丈夫?なにが何でも消させるのよ。」
俺が代わりに返信した。
「それが、困っているんだ。博史は母さんのすっごいファンだから
怒り狂っているんだ。夫と寝るのはいいが他人とやるのは許せないって
消してくれないんだ。ママの事を愛って呼び捨てだよ。
もう少し粘って何とかしてから帰るよ。」
帰宅したらパパが帰ってきていた。
何も知らず晩酌のビールを美味そうに飲み幸せそうだ。
パパが寝た後ママが部屋に来た。
「駄目だったみたいね。貴方の顔を見て直ぐ分かったわ。
でも何で博史君に見せたのよ。」
「博史、お母さんのヌード写真を見せてくれたんだ。
だからそのお返しのつもりであげたんだ。」
「馬鹿ね。そんなものインチキに決まっているじゃないの」
「いや。ヌードの動画もあって間違いなく博史のママだよ。
入浴シーンを盗み撮りしたものだけど本物さ」
「で、博史君なんて言ってるの?貴方と同じように5万で買い取るじゃ
納得しないでしょうね。」
「博史の言葉をそのまま伝えるよ。明後日ママ休みだよね。
学校を早退して1時に相談に行くから待ってて下さい。
それまでにシャワーは済ませておくように。」
当日、夫と息子を送り出した後、ロビーのソファに腰掛けて
考えていた。「きっと私を抱かせろとは言わないわよ。
息子と同じ高校生よ。まだ17歳のはずよ。
女の身体に興味はあるでしょうがいざとなったら出来ないわよ。
かりに迫って来ても毅然とした態度で臨めば、尻ごむわよ。
41歳の大人の女が17歳のガキに舐められては堪らないわ。
それにあの子私に夢中だもの何とかあしらえるわ。」
そう腹をくくって1時まで待った。
ピンポーンが押され彼が来た。入り口のロックを外し招きいれた。
「愛さんお邪魔します。念のため写真と動画は持ってきました」
(なにが愛さんよ。ずうずうしい子ね。でもここで怒っちゃ駄目)
「うわー持って来てくれたのね。私嬉しいわ。
どうぞリビングのソファーに腰掛けて待っててください。
冷たいものを持って直ぐ行きますから。」
「早速ですがその写真こちらに貰っていいですか?」
「駄目ですよ。シャワーを使う様にお願いしたはずです。
僕の願いは聞かずに自分の頼みを優先させるのは間違っています。
直ぐにシャワーを浴びて下さい。」
「分かったわ。少し待ってて下さい。」
浴室に向かった。
その後姿に声をかけた。「僕も後から行きます。
ロックはしないで下さい。閉まっていたらこのまま帰ります。」
5分後浴室に向かった。ここが勝負どころだということは
痛いほど分かっていたので少し緊張した。