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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・浣躾 〜-3

 委員長、22番に号令を命じる。

「きりぃつ、気をつけッ! ご指導よろしくお願いします!」

 4つ数える間を置いて、

「「ご指導よろしくお願いします!!」

 背筋を伸ばし、深々と頭をさげる裸の少女たち。 すかさず、

「点呼はじめ」

 と呟くと、端から順に、

「1!」「2!」「3!」

 と勢いよく数字を叫ぶ声が重なり、

「33!」「34!」「35!」

 と、ドップラー効果よろしくプールサイドを一巡した。 時間は、正確に測ったわけではないが、10秒を僅かに回っていただろうか。 あやふやな場合は即やり直す、これが躾の基本といえる。

「点呼、もう一度」

「1!」「2!」「3!」……「34!」「35!」

 今度はかなり早い。 何事もそうで、一度目より二度目の方が、気持ちの準備ができている分パフォーマンスはあがるものだ。

「全員、金盥を前に出しなさい」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 返事は元気でも、みな表情に不安が張り付いている。 それはそうで、中には並々と白い液体が残っている。 辛うじて不安を薄めるのは、自分たちだけが残したわけではなく、量の多寡こそあれ、全てのペアが残したことだろう。

「ふうん。 おまえたちは揃いも揃ってバカでトロくて、言付も守れない、というわけですね」

「……ッ」

 ワザとつまらなそうな素振りを見せると、面白いように少女たちが震えた。

「自分達の立場がまだ分からないというのは正直驚きに値しますが、それはそれで構いません。 私としては1人ずつ指導する手間が省けますし、横並びも時には必要でしょう」

 カツカツ、とヒールでタイル張りのプールサイドを歩きながら、直立する裸体の群れを一瞥する。

「液体浣腸が満足にできないのだから、気体からはじめるしかありません。 予定にはありませんでしたが、空気浣腸の指導をします。 全員第2姿勢をとりなさい」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

「そのままシリンダーを端まで引っ張って、中を空気で満たしなさい。 引手が抜けないよう注意すること。 一度抜いてから嵌め直すなんて横着は考えないように。 中に多少液体が残っていても構いません。 兎に角、さっさと済ませるために、丁寧にひっぱって、。 宜しいですか」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 しゃがんで股を広げながら、さっきまで肛門と金盥を往復したシリンダーに空気を送る。 液体と違って抵抗がすくないため、力加減が難しいのだが、生徒たちは上手く気体を充たしていった。

「牛乳浣腸の要領です。 ただし肛門の括約筋は全力で締めなさい。 さもないと気体ですから、簡単に漏れてしまいます。 お漏らしなんて下品な行為は許しません。 全部お腹の中に納めたら、第6姿勢でお尻を私にむけること。 では、はじめ」

 パン、と両手で拍子をとる。 牛乳浣腸で練習した甲斐あって、動作は素早い。
 顔はまっすぐプールの逆サイドにむけ、背筋を伸ばして反りかえる。 誰もが一様に足首を曲げ、足の裏が外側になるよう床に足首を押しつけているので、ちょこんと尖ったお尻の双丘が開き、隠されるべき蕾がヒクヒクと露わになった。 30を越える蕾たちは飴色から灰色まで微妙に異なり、形や皺も当然違っていて、一望するとただの排泄器官を越えた個性を感じる。

「よろしい。 では、合図をしてから10秒以内に全部だしなさい。 ただし下品な音はさせてはいけません。 最初なので特別に10秒も余裕をとってあげているんですから、お上品に、御淑やかに出すのよ。 いいですね」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 パン。 再び両手をうちつける。 途端、あちこちの菊蕾が盛り上がったと思うと、

 プスッ、プスゥー、プピッ、ププップッ。

 情けないガス音がこだました。 たかが2リットルとはいえ、オナラの要領でガスを出すのだから、音をたてずに出すこと自体不可能に近い。 ゆえにスカした屁に類するガス音は、まだましな方だ。

 一部の少女の肛門からは、

 ブビッ、ブウッ、ブスブスブスッ。

 実の排泄と遜色ない破裂音。 思わず失笑しそうになるのを堪え、音が一頻り収まったところで私は手にしたステッキをかざした。

「せっかく躾の機会をあげたのに、全く反省の色がないようですね。 下品で臭いオナラをブウブウひり散らかすなんて、学園の生徒として落第です。 本当は明日使うつもりでとっておいたのですが、少し出番が早まるのも止むをえません」 

 ステッキのように見えるだけで、勿論ただのステッキではない。 

 洋傘の把手のように丸みを帯びた握りから、1メートル弱の筒が伸びている。 握りと筒は繋がっておらず、握りを回転させると内部に仕込んだゴムが収縮し、筒の先端に貼られたゴム板が内側にめり込む仕掛けになっている。 めいいっぱい握りをねじるとカチッと鳴って準備ができ、握りのスイッチを押すと縮んだゴムが一気に解放されてゴム板を弾く。 ステッキの先端から約5センチの距離をゴム板が弾きだされるので、ステッキを指導したい場所にあててスイッチを押すと、鮮烈な衝撃がピンポイントで伝わる寸法だ。 射程距離こそ短いものの、皮膚にはじけるゴムの威力は相当なもので、しかも狙い通りの場所を打擲できるため使い勝手がいい。 これが生徒時代の私たちが最も恐れた仕置きの1つ、通称『パンチングゴム』だ。



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