再び-10
「な、もっかい舐めて?」
「はぃ」
寝そべったジルの股間に顔を埋めようと苦労していると、ジルが身体に触れて誘導してきた。
「?!」
見えないが何となく分かる。
シックスナインの体制だ。
「……ぁ……」
ロープが食い込んだ淫部を間近に見られていると思えば思う程濡れてしまう。
「早く」
「は、はい」
そろっと身体を擦られ、慌てて舌を伸ばした。
舌に触れたジルのモノはしっかりと復活を遂げていて、リョウツゥは益々濡れる。
「濡れすぎ。ロープがぐちょぐちょじゃん」
ぬるっとした感触と共にジルの指が挿ってきた。
「ん あ」
「きっつ……」
指がぐるりと中を抉り、リョウツゥの腰が揺れる。
それでも何とかジルのモノをくわえて舌を這わせた。
「っはぁ 超気持ち良い」
リョウツゥの動きに合わせてジルの指が中で動き、まるで本当に挿入されているかのような錯覚を覚える。
「んっ ん んぁ んくぅ」
「はっ はっ はぁ」
リョウツゥの鼻息と、ジルの荒い呼吸、そしてお互いの股間から響く卑猥な水音。
部屋中にこもる熱気と濃厚な臭い。
2人は自分が気持ち良い事と、相手を果てさせる事に集中し、まるで体内にいる獣に戻った気分だ。
「んっ!ンンっーーーっ!!」
「っくっ!!」
ほぼ同時に果ててしまい、リョウツゥは飲み込む事が出来ずにジルの精を吐き出してしまう。
「んっ けほっ」
「わ、悪い」
軽くむせるリョウツゥの背中を擦ろうとしてジルの手が止まる。
「もう解くな」
身体中に巻き付いているロープが邪魔で思う通りに愛撫が出来ない、とジルは焦れてロープを切った。
「ふ ぅ」
一気に戒めから解放され、リョウツゥは息を吐く。
「大丈夫か?」
ジルの温かい身体に抱かれ、手が背中を擦る。
「は……ぃ」
うっとりと身を委ね、そろっと抱き返すとキュッと強めに抱かれた。
「ん〜…縛られてるお前も良いけど、俺的にはコッチが良いなあ」
リョウツゥのスベスベの肌を堪能するのにロープは邪魔だ。
「そうですね……私も、ジルさんの肌、好きです」
「ぐっ」
(あれ?)
リョウツゥの言葉に反応したかのように、ジルの股間が急に硬くなった。