投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

体感! 巨砲主義
【OL/お姉さん 官能小説】

体感! 巨砲主義の最初へ 体感! 巨砲主義 1 体感! 巨砲主義 3 体感! 巨砲主義の最後へ

体感! 巨砲主義-2

 真田は若い二人に比べれば勃ちが悪く射精の回数も一度きり。だが、しつこいくらいの前戯で女体をトロトロにし、挿入すればけっこう保(も)つので、夏蓮は三人の中では真田とのセックスが一番好きだった。

「山本くん。きみの胸は大きくていいねえ」真田がベッドで夏蓮の乳房に顔を埋める。「尻もほら、安産間違いなしのボリュームだ」

ヒップを揉まれ、さらに太腿の内側をまさぐられると、夏蓮は性欲が点火するのを自覚する。

「准尉どの。今夜はバックでお願いしますね……」

少し甘えた声で言ってみる。すると真田は心得たと低く言い、挿入の前に、いつもの念入りな前戯を始める……。

 十数分かけて女体を撫で回し、さらに、舌による陰核攻めで一回、指による秘壺攻めで一回、夏蓮を逝かせてから、真田はようやく、男根を挿入する。リクエストに応え後背位で。
 彼の一物は凡庸な日本人平均サイズであったが、前戯で十分に花開いた女体は、挿入後、ものの三分と経たないうちに、肉棒の刺激で一度、中逝きに達する。
 真田との性交を経験すると、『ペニスが大きければ大きいほど女は感じる』とは、男性だけが固執している迷信だと夏蓮は思う。女のアソコは柔軟性に富んでおり、たとえ入ってきたモノがそれほど大きくなくとも、女が高まってさえいれば、男根にフィットして快感を得ることができるのだ。
 真田は地道な腰振り……船で言えば経済速度(最も経済的に運航できる速度)……を保ってピストン運動を続けている。単調な刺激だが、それが延々と続くと、じんわりと快感が高まり、やがてガクガクッと震えるアクメがやってくる。女は「延々と続くこと」が好きな生き物なのだ。だらだらとおしゃべりをしたり、黙々と編み物をし続けたりする例を見ても分かるだろう。
 今宵二度目の交接絶頂を味わった夏蓮だが、こんなもので済むわけがなかった。男は一度ドピュッと出せば峻烈な快感を得、その後はたちまち心が冷めてしまうが、女は燃え上がると、快楽を何度でも貪欲にむさぼりたくなる生き物なのだ。

「今度は私が上になります」

真田を仰臥させ、馬乗りになる夏蓮。秘口が上からペニスを呑み込み、尻が上下に揺れる。

「ああぅ……。いい……。……いいーーー」

美貌に何とも言えない笑みが浮かぶ。美しさといやらしさの調和だ。真田はつくづく「いい女だ……」と心の中でつぶやく。夏蓮との関係はいわゆる不倫だが、この「淫靡な笑み」を眺めるだけでも、この部屋へ忍んで来る甲斐があると彼は思う。加えて、たわわな美乳という眼福もある。男は視覚的刺激に興奮しやすいが、彼女はグラビア・モデル顔負けの肢体の持ち主なのだ。

 夏蓮は膝立ちの姿勢で腰を振っていたが、もっと強い快感を得ようとしゃがんだ格好になる。そしてリズミカルな尻の上下動。このスタイルは女性の足腰に負担のかかる体位なのだが、夏蓮は普段の鍛え方が違う。弾むような尻振りが続く、続く、いつまでも続く。

「ああん……、ああん……、ああん……、ああん……」

そして、やがて訪れたアクメに身体を打ち震わせると、ドオッと前のめりに突っ伏す。

 刹那的悶死の女体の下から這い出た真田は、うつ伏せの夏蓮に覆いかぶさり、伸身の後背位を行う。伸ばした両脚の間、潤(ほと)びた陰唇に肉茎が続けざまに打ち込まれる。そのたびに夏蓮の尻肉がブルンと波打つ。先ほどの絶頂の高波……、それがまたやってくる予兆が夏蓮の膣内に満ちてくる。
 真田の単調な、しかし堅実なピストン運動が夏蓮をヒートアップさせる。歩伏前進と同じ格好の彼女だが、海上自衛隊横須賀教育隊の訓練で経験した非常に体力を消耗する歩伏前進とは違い、男の突き入れで身体が前に押されるこの行為は甘美この上ない。
 そうして、今宵何度目かのアクメが夏蓮の中でスパークし、全身が一度強く震え、続いてビクン、ビクンという弱い震えが真田の腹に伝わった。
 45歳の真田だったが、身体は市井の男の30歳なみだった。日頃の鍛錬の賜である。そんな彼はまだ体力に余裕があったが、時計の針が10時を回っており、朝の早い自衛隊員であることを考慮して、そろそろ射精しようと、今宵の幕切れに向けての本格的な腰振りを始めた……。


 警備区に津軽海峡と宗谷海峡を抱える大湊基地は今でも政治的に不安定な北の海に睨みをきかせる存在であり、隊員は常に一定の緊張感を抱いている。しかし、夏蓮だけはいささかゆるいテンションだった。
 基地の敷地内に総務課が管理する北洋館という史料館があり明治の海軍時代から今の自衛隊に至るまでの史料が展示されている。今日はその受付に夏蓮が座り暇を持てあましていた。マリンフェスタなどのイベントがある時は北洋館も混み合うことがあるが、普段は閑散としたものである。
 人間、暇だとろくなことは考えないもので、夏蓮は今宵、訪ねてくる相手、鈴木1曹のことを思っていた。
 鈴木は夏蓮のセックスフレンドの中では一物が最も大きかった。長さを測ったことなどないが、木村士長や真田准尉のものに比べると亀頭ひとつぶんは長く、太さも一回りは太かった。膣へ入れての充実感は鈴木のペニスが一番だったのだ。ただ、惜しむらくは三人の中で最も発射までの時間が短く、調子のよい時は十分くらいはもつが、そうでない時は三分もしないうちに誤射、ということもあった……。


体感! 巨砲主義の最初へ 体感! 巨砲主義 1 体感! 巨砲主義 3 体感! 巨砲主義の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前