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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈消えない烙印〉-5


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『じゃあ行ってくるね』

『ママ、行ってきま〜す!』

「は〜い、気をつけてね」


寝不足なままでも朝食を作り上げ、二人をどうにか見送った。

また電話が来る……そして昨夜のメールの宣告通り、今日もまた誰かに抱かれる……恭子が窓から外を眺めると、やはり何時もと同じように、ミニバンはアパート前の道路に停まっていた……。


(……!!)


思った通り、直ぐに恭子の携帯電話は鳴る……既に汗を掻いている手は滑りやすく、落とさないように握り直してから、恭子は耳に当てた……。


{……奥さん……よく眠れたかあ…?}


嗄れた声は昨夜の恭子の苦悩を知ってか、小馬鹿にしたようにクスクスと笑った。


{クククク……昨日は随分と虐められたよなあ?マン毛を剃られてケツ穴掘られて……ああ、小便もブッ掛けられたか……}

{俺達はちゃんと『楽しく犯れよ』って言ったのに、アイツらときたら……まあ、厳しく“叱って”やったからよ、許してやってくれよな?ヘッヘッヘ……}


全て同意の上での仕組まれた凌辱であった事を恭子は見抜いていたのだが、男達は安っぽい嘘を吐いてせせら笑った。
それは恭子の知能など低く、とるに足らないと蔑んでいるのと同義であった。


{傷心の奥さんを慰めてやりたいって、心優しい連中が集まってくれたぜ?}

{一時間だけ時間をやる。バッチリ“おめかし”して良いぜえ?あ、別に直ぐに犯されたいってんなら、今すぐ出てきても構わねえけどなあ?}

{歯ぁくらいは磨いて来いよぉ?昨日の奥さんの口は臭かったって言ってたからなあ?}


恭子に一言も言わせないまま、一方的に電話は切られた。

何度も姦されてきた恭子に涙は無く、微かな手の震えだけが胸中を物語っていた。


(…………)


強姦魔に逢うために、わざわざ“おめかし”などする必要など無い。

恭子は、白いトレーナーにジーンズという色気すら無いラフな格好で、外で待つミニバンに乗り込んだ。



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