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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈消えない烙印〉-3

※明日はいっぱいイカせてやるよ※


ベッドの上に大の字に寝そべり、乱れた呼吸に鼻穴を豚のように開いて、白目を剥いて薄ら笑いを浮かべて男達と結合している……もはや強姦とは見えず、一人で多勢の男達を相手に淫行を働いているとしか見えない光景が、自分のケータイ画面には映っていた……こんな無様な顔を曝して果てていたのかと愕然とすると同時に、明日また男達に弄ばれてしまうのだという宣告に、恭子の胸は押し潰されてしまいそうになるほどに痛んだ。


『ママ、ご飯出来たよ?』

「あ…うん……今行く……」


胸がキリキリと痛んでいても、股間はふしだらな疼きに痺れをおこしていた。

イカせてくれなかった“役立たず”な天然パーマの男の精液は、往生際が悪くも恭子の子宮を火照させている。

妊娠という最悪の事態に怯える肉体と心を嘲笑うように、ジワジワと胎内を蝕みながら下半身をムズムズと擽り、見るしかなかった淫らな画像と呼応して、満たされなかった“今日”の悔し涙を、秘肉に流させようと囃していた。

家族の待つキッチンルームに歩みを進めるたび、その一歩一歩をしっかりと踏み締めないとフラリとよろけてしまいそうになるが、どうにか椅子に手を掛けて、耕二と対面するように座れた。


『いちおう季節物で料理を作ってみたよ。和食なら身体に良いと思ってさ?』


テーブルの上には、トマトが彩りを添えるサラダや、焼いた鯵の開き、そして大根おろしが置かれていた。
品数は少ないものの、一生懸命に作られた物だという事は、一目で分かった。

恭子は箸を持つと、精一杯な、しかし悲しげな微笑みを耕二へ向けた。


この汚れた身体は、明日もまた他の男達に抱かれてしまう。
目の前に居る耕二と彩矢と、そして、この温かな団欒と自分が離れていってしまうような感覚が、恭子を容赦なく責めていた。


『大根おろしは胃腸に良いんだ。いっぱい食べた方が良いよ?』

「鯵も焼いてくれたんだ……大根おろしも美味しいし、これからはパパに夕飯作って貰おうかな?」

『パパのも美味しいけどママのも好き!今度は彩矢もお料理するぅ』



この一家団欒の最中ですら、輪姦されているあの画像が頭から離れず、数人の男達に抱かれたにも関わらずに絶頂まで逝けなかった悔しさが、恭子の肉体をジリジリと焼いていく。

肌は男の温もりを欲しがり、股間は雄々しき肉塊に貫かれたいと泣き出した。


何故に肛姦だけに終始したのか?
何故にあんな画像を送りつけてきたのか?


今の〈苦しみ〉が答えの全てであり、あの天然パーマの男にすら抱き着いてしまうほどに、肉欲に狂わされた女体の悲哀を嘲笑う為だという事が、はっきりと解ってしまった。


(耕二さん……わ…私…ッ…!!)


この身体を耕二に宥めて貰いたい……あんな強姦魔に擦り付けられた下劣な快感など、愛する夫との間にある、深い愛欲の情念には敵わないのだという確信が欲しい……だが、剃りたての秘肉が其れを許さない……尻の毛まで失われている股間を、どうして見せられよう……?







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