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新聞屋のおっさんと母
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終話-2

 私は何時の間にか眠ってしまったのか、知らない内に帰宅していた父に起こされ目を覚ました!

「おい、母さん何所行った?」

「エッ!?居間に居ないの?」

「そうか・・・お前には何か言って出て行ったのかと思ったが・・・まあ良い!」

 父にさして動揺は見られなかった・・・

 そんな父を見た私は、これから聞かされる話が、私の人生を左右するかも知れない話だとは思わなかった・・・

 父は、話があるから居間に来いと言われ、私は父と共に居間に向かった。居間のテーブルには、まだ離婚届が置いてあって、私はドキッとしたのだが、父は私を促し、中身を見て見ろと告げた・・・

 私は言われるまま離婚届を見て見ると、妻の欄には・・・母の名前と住んで居る住所、母の両親の名前、そして、親権の欄は空白だった・・・

 それは、母が私を養育する事を放棄した事を現わしていた・・・

 私の頭の中は真っ白になった・・・

 そんな私の動揺を知ってか知らずか、

「どうやら、母さんから離婚を申し立てられたようだな・・・だが、安心しろ!お前には直ぐ新しいお母さんが出来るから!!」

「エッ!?」

 私は再び動揺した・・・

 後で知ったのだが、親父は仕事が忙しくて残業している訳では無く、同じ職場のバツ一の女性と懇意になり、浮気をしていたようだった。親父はその内母とは元々別れるつもりだったらしく、この人と所帯を持ちたいと考えて居たみたいだった・・・

 親父に好きにすればと言いながらも、私の心中は穏やかでは無かった。母の消息を知りたかった・・・

 三日後、家に配達に来た新聞屋の人に、その後のおっさんの事をそれとなく聞いてみると、おっさんは、人妻に手を出したのがバレ、店を解雇されたそうだが、相手は誰かまでは配達のおじさんも聞かされては居ないようだった。寝取った人妻と、どっか他の県に移ったんじゃないかという事だった。

(おじさん・・・それは家のお袋さ!)

 思わず私は自虐し、口元に笑みすら浮かべた・・・

 両親から裏切られ、私の心は復讐心に燃え、新しく家に来るであろう、バツ一の女性にその鬱憤を向けようとしていた・・・

 母の代りを務めされる為に・・・
                  完


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