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不貞の代償
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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享楽3-2

「そら、今度はワシがしてやろう」
「あッ、そ、それは……」
 奈津子が狼狽する。
「とば口がどろどろになるまでこすってやろう、ほれ」
 奈津子の胴ほどあるふくらはぎを揺らした。両手で奈津子のウエストを絞っている。
「許して、くださいッ」
 髪が乱れ、睾丸から手が離れた。
「目をつむって田倉さんだと思えばいい」
「そ、そんな、ああッ、無理ですッ」
「夫に隠れ、日々田倉さんのマラをくわえ込んで、よがっていたのだろう。こんなに濡らしよって。そら、肉豆はここか」
 ペニスの上で奈津子を滑らせながら、岩井はバイブレータを引き寄せた。
「産道の深部を掻き乱される悦びを知った今では豆では物足りんか。夫のマラでは届かぬ位置をのう。田倉さんも罪な男よ」
 奈津子の背に山のような体を起こした。華奢な肩越しに大きな顔が覗く。
「すり合わせているだけでは辛かろう。体に納めても構わんのだぞ。一等気持ちいい急所を自分ですり潰してみるか」
 両手で包むようにして腕ごと抱いてしまう。奈津子の体がキュッと窄む。目のふちを赤く染め、小さく首を振る。顔を撫でる髪に岩井は目を細めた。
「恥ずかしければワシがすり潰してやってもいい。だが今日は危険日だったのう」
 腕の中で体位を変えていく。横抱きにすると、すっぽりと岩井の懐に収まった。まるで大人に抱かれた幼児のようだ。奈津子のふくよかな太ももの間からペニスがそそり立つ。濡れたせいで、より黒光りしていた。
「たちまち熱で乾いてしまうわ。ヌルヌルを保つにはどうしたらいいのだ」
 バイブレーターを目の前にかざし、顔をのぞき込んだ。奈津子は胸で息をしている。
「田倉さんのもなかなかでかい。比べてどうだ」
 奈津子は顔を赤らめて視線をはずす。
「ワシのが大きいか」
 うなずいた。
「ワシは田倉さんに勝ったか。どれ」
 バイブレーターの先端を奈津子の口に押し当てた。
「男はどんなものでも比べたがる」
 奈津子は唇を開いてそれを受け入れた。頭部を鷲掴みにしたまま操作する。
「ん……んッ……」
 その形に頬を膨らませ、奈津子はうめいた。
「ワシはのう、くだらん闘争心を常に胸に秘めている。これまで、ただそれだけで生きてきた気がするのだ。おかしいか」
 ゆっくりと口中に沈めていった。奈津子は苦しげに首を振るが、岩井は後頭部から手を離さない。ザリザリと頭皮をこする音が聞こえた。
「しかし、闘争心をなくしたら、男は死に体も同然、とも思っている」
 驚くことに奈津子はバイブレーターを丸々含んでしまった。義雄は息を飲んだ。苦しげな奈津子の口端から涎が溢れた。
「田倉さんも他人と比べては勝利を勝ち取る男だった。輝かしい将来を約束された男。そんな男にも落し穴があった。お前を欲しがったために邪気に支配されてしまった」
 ゆっくりと出し入れを繰り返す。唾液にまみれ、ぐちゅりと音がする。
「こうして根っこまで含めるほどまぐわい、さぞかし男冥利に尽きただろう。が、フタを開けてみればお前が喉の奥でマラを味わうことを覚えただけ。女とは恐ろしい生き物よ」
 岩井が動くと太ももからそそり立つペニスが上下した。
「政治の世界もまるでガキの集まり。陰湿なイジメと教唆の世界。それこそケツの穴の小さいやつばかりだ。常人の精神では半日も持つまい」
 口の戒めを引き抜くと、涎がどろりと滴った。緊張していた奈津子の体が解ける。唾液まみれのバイブレーターに顔を近づけてスンスンと鼻を鳴らす。岩井は口端を曲げ、ジュッと吸った。
「田倉さんはこの味に狂ったのだのう」
 先端をなめてから、もう一度奈津子の口に戻した。引き抜いては唾液を味わう。
「よーく唾が出る女は男殺しなのだ。秘書の妻もそうだった」
 放り投げたバイブレーターがベッドで弾んだ。
「その女とつながらず、このように肌を合わせこすり合わせ、舌を絡め続けるだけで漏らしたこともある。年をとると、さすがにそれは叶わんだろう」
 目を細め、奈津子の唇を弄び、太い指先を含ませていく。


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