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〈生贄の肉・二つ〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖なる家畜・奈々未〉-5

『フヒッ…ななみんのパンティ見てみようかなあ?』

「ッ…!!!」


気がつくと眼下の足元には、二人のオヤジが身を屈めていた……そのニヤケた顔は興奮に唇を濡らしながら、修道着の中に潜った……。


「嫌あぁぁぁぁぁッ!!!」


耐えきれなくなった奈々未は、思わず叫んでしまった……モゴモゴと蠢く修道着の中で、オヤジ達は素足にしがみつき、脂ぎった顔をズリズリと擦り付けてきたのだ……それは嫌悪などと言う言葉を超越した苦痛であり、屈辱であった……。


『おい奈々未ぃ。そんなに嫌なら玲奈と“交換”してやんぜえ?』


群がってくるオヤジ達に抵抗を示した奈々未に、眼鏡の男は容赦のない言葉を浴びせた。

砕けんばかりに食い縛られた前歯はギシギシと音を発て、真っ赤になった顔は醜い皺を刻んで涙を散らしている。


見習いとはいえ修道女に変わりなく、性の意識は肉体経験のある他の女性より低いのは確実である。
ましてや変態オヤジの集団に痴漢行為をされ、卑猥な台詞を囁かれ、衣服の中に上半身を突っ込まれて平気でいられる訳がない。


『……ああ、俺だ。シスターの奴がゴネやがってよぉ……おい、玲奈は泣きながらこのビルの中を彷徨いてっとよぉ』

「なッ…何をするのです!?あの娘は無事に帰すと誓ったじゃないのッ!!」


男の小芝居にも奈々未は反応し、絵に描いたような狼狽えを見せる。
もちろん、玲奈を監禁している部下のケータイは、沈黙したままである。


『出口のドアを全部ロックしておけ……そうだ、いつでも狩れるよう、しっかり尾行しとけよ』

「なッ!?なんて事を…!!これじゃ約束と違うわッ!!私を離しなさい!この恥知らずな獣ぉッ!!」


裏切られたと感じた奈々未は烈火の如く怒りを露にし、オヤジ達の汚い身体から離れようと暴れた。
だが、背後から抱きつかれ、両手も両足も掴まれている状態では、その抗いは無意味と呼べた。


『早とちりすんなよお。まだ玲奈に手は触れてねえんだぜ?それにお前が「嫌」って言うから代えてやるって言ったんだ……俺達だって、嫌がるシスターをレイプしたとなりゃ“罪悪感”に苦しむってモンだ……だろ?』


責任を転嫁し、奈々未の方が約束を破ったと言って憚らない……もちろん、この男に〈言葉〉が通じないのは周知の事実だ……。



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